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暇つぶしと思い出と ページ4

せめて、最期だけは、僕に、綺麗な光を



浴びさせれくれ。



僕は回りを見渡し、あるものを探す。

僕が、この世で一番綺麗だと思う場所を。

歩き回った。

その度に、少し、変な目で見られた。

けど、もうそんなことはどうだって良いんだ。

だって、今から、死 ぬつもりなんだから。




赤い倉庫が多く並んでいる場所にたどり着いた。

そこには、海があった。



ここで死 のう



そして、僕が一番綺麗だと思う時間に死 のう

僕が一番、綺麗だと思う時間は『夜』だ。

だって、昨日見た、あの星が、

何も言えないほどに、美しかったのだから。

そんな綺麗な夜空を、星を眺めて死 ぬなんて

素敵だろう?

ここで一日を過ごそうか

歩き回っても良いが

それだと、警察とかに保護されて、また米花町に連れ戻される。

だから、僕はここで一日を過ごすつもりだ。

暇つぶしなんてない。

だって、何もかも置いてきたのだから。

皆、今ごろ何してるのかな?
って思いながら、過ごす。

倉庫しかないこの場所で

ただ座っているだけだ。

お昼寝……………今は朝だから、朝寝かな?

をして、夢でも見ていようかな?

否、夢なんて見ないかもしれない。


でも、今は、ただ、眠い、だけ。





瞼越しでも眩しい光で目を覚ました。

あれから、どれぐらい経ったんだろうか?

東にあった白い太陽は、いつの間にか少し西に傾いて、黄色になっていた。

時刻は………2時か3時くらいだろうか。

もう少し経ったら、夜になる。

それまで、何をしようか。

嗚呼、暇だ。

こんな事になるなら、もう少し歩いておけば良かった。

でも、今ここから動くのは勿体無い。

ここを少し歩いてみようかな?

そうしよう。

赤い倉庫が多く並んでいるけど、何個あるんだ?

数えてみようかな。

1,2,3,4,5,6,7…………

結構いっぱいあったなぁ。

そういえば、院の最年長のお兄ちゃんが

『この曲聞いてみろよ。すっげぇ泣けるぜ!』

『お兄ちゃんは泣いたの??』

『あ、……いや、………うーん、まぁ………な。……あ、これ!絶対言うなよ!?や、約束だからな!?』

『ふふふ♪分かった!秘密ね!』

って言って聴かせてもらった曲があったな。
その曲が大好きになって、歌詞全部覚えたなぁ。

それ歌おうかな。

好きな曲→←もう、頑張れない。



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xxvl6w6lvxx(プロフ) - 織姫さん» ありがとうございます。(*´∀`) 自分も、あの曲が大好きです。 (2020年5月10日 22時) (レス) id: 84d8494927 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - あの曲を教えてくれてありがとうございます。泣いてベッドに直行しました。話の内容も凄い良かったです。 (2020年5月9日 17時) (レス) id: 47ecb9f06d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゴミ山大将敗北者 | 作成日時:2019年9月11日 7時

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