【鬼滅の刃】D組の不死川君05【不死川実弥】

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テスト明けの土日は宇髄と遊びに行ったり、玄弥と政宗をドッグランに連れて行ったりして気づけば終わり、週の中で一番気怠い月曜日だ。


だけど、今週で学校が終わり夏休みになる事と、今日はAと待ち合わせて学校に行く事が相まって気怠さなんて欠片も無い。



いつもより、少しだけ早く家を出てAを待つ為に、大通りへ出る。




塀に背を預けて、通り過ぎるサラリーマンや学生を見送る



ポケットの中から振動を感じて、スマホを取り出すと、もう少しで着くとメッセージが表示されている




まだ朝だと言うのにじっとりとした暑さで、ワイシャツの胸元を引っ張って風を送りながら、Aにメッセージを送った




ピコンと近くで音がした。


一瞬だけ目線を向けると片手に俺と色違いのスマホを持ってこちらを見ている同じ制服を来た女生徒。



なんだァ？



そう思いながら視線を手元のスマホへ戻す






ハッとして、勢い良く女の方を見る




『お見事な二度見だね』



まじまじと見れば、そこに居たのはAで驚きで声も出ない俺におはよう、と言う。


「あ、あァ……おはよう」



『あんなお手本のような二度見初めて見た』



そう言ってケラケラと笑うA。


この間まで、サラサラと流れていた髪はふわふわと夏の生温い風に揺れてる




『変、かなぁ』


毛先をクルクルと指に絡ませて俯いたAの瞼は、朝なのに熱く照らす太陽の光でキラキラと輝いている



「……変じゃねぇよ」



もっと気の利く言葉が言えればどんなに良いか……





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