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194 不死川side ページ11

自分の教室へと戻ってきた俺を見て宇髄はニヤニヤと笑って窓際の席からこっちを見ている


初めて見るAのあの表情が目に焼き付いて離れない


席に座ると本鈴が鳴り、教科担任が教室に入ってくる。



案の定、テストの対策用プリントを配られ自習だと告げられる



いつもなら宇髄の席に俺が行くが、中々来ないどころか目も合わそうとしない俺に痺れを切らしたのか宇髄が俺の前の席に跨って座る





「昼休みギリギリまでAちゃんといたなら、祭に誘えたんだろうな?」




その言葉に俺は祭の件を忘れていた事に気づいた。



俺の表情で察した宇髄は溜息をつく


「一時間近く一緒にいてなにやってんだよ」


「……夏休み入る前に誘うわァ」



「さっさと誘わねぇと別の奴と祭行く事になるかもなぁ」


意地の悪そうな顔でそう言う宇髄だが、有り得る話だ。



「俺はお前がちゃんと誘えるか不安で夜も眠れねぇよ……」



「夜寝れてなくても授業中寝てたろうがァ」



「そんくらい不安だっていう例えだろうが
お前、告白も一度失敗してるし……次はビシッと決めてくれよ」



「………祭、一緒に行けたらその日言うわァ」



そう言うと、宇髄は目を大きく開いて先程まで忙しなく動かしていた口をただ開けて俺を見る




「………なんだよ、言いたい事あんなら言えェ」



気恥ずかしくなってムスッとしながらそう言うと、宇髄は大きく開いた目を段々と細め、俺の頭に手を伸ばしてわしゃわしゃと荒く撫でる



「頑張れよ」



そう言って弾けるようにニカッと笑う宇髄。



「あァ」


乱れた髪を気にもせず、気恥しさで宇髄から視線を外すとこっちを見ている小松と目が合ったが、その視線は直ぐに逸らされた。






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月見おはぎ - 殿茶様のこまめな顔文字使用にも癒されつつある俺氏。夏休み課題が捗りそう(*´∇`*) (2021年8月13日 1時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - はむすけ。さん» 更新にムラがあってすみません笑 お気遣いありがとうございます^^ 続編公開しましたのでそちらもよろしくお願いします! (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - みいさん» いつもコメントありがとうございます^^続編公開しましたので楽しんで頂けると嬉しいです! (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - マ ツ リ 。さん» 応援ありがとうございます!続編公開したのでそちらもよろしくお願いします! (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 続へーん!待ってます(´∀`) (2020年4月10日 11時) (レス) id: 43e3e848ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:殿茶 | 作成日時:2020年3月30日 7時

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