【鬼滅の刃】D組の不死川君05【不死川実弥】

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私の手を介して、実弥の頬の熱がじんわりと伝わる。


私より遥かに背が高い実弥と真っ直ぐに視線が交わるなんて初めてだ


触れた頬は、血液が滞りなく流れて赤く染め上げられている。

目を惹く少し傷んでいる銀髪

うっとりするくらい長い睫毛

男の子なのに滑らかな肌

小さい時に木から落ちて負った傷跡




全てが私を魅了する。



自分から触れておいて、恥ずかしさで死にそうだ




私は多分、恋愛に疎い。


実弥が初めて好きになった人だ


なんとも思わない相手の手に、頬に触れる事が出来るだろうか？

一緒に帰りたいと思うだろうか？

帰れなくなって寂しいと思うだろうか？

変わった自分を一番最初に見せたいと思うだろうか？


答えはＮＯだ



好きだから話したい、触れたい。


これからも隣にいたい


恋愛に疎い私がこうなんだ


他の人だってそうだろう


私の憶測でしかない。


でも、私の物差しで測るなら……



実弥も……私と同じ気持ちなんだと思う




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