2話 ページ4
あ、私、今すっごい怖い顔してるかも。
既に白いのに更に青白くなった顔に汗と涙が浮かんできた男の子。その真後ろにぴったりとくっつく頬を染めて顔をにやつかせているおじさん。
どう見えても気弱な子に痴漢するとか言語道断でしょ、マジで。
｢あれ行っていいかな｣
未守｢お前女だろ、俺が行くって｣
｢いや一緒に行けばよくない？｣
ボソボソと話し合い意を固め、ほかの乗客にすみません、通ります、と謝りながら男の子とおじさんの方へ進む。
私が男の子の隣に、幼馴染がおじさんの真後ろに立ったのを確認して話しかける。
｢君、大丈夫？｣
？｢え、へ、？｣
未守｢おっさ〜ん…駄目だよ痴漢はさあ。｣
おじさん｢なっ！？なんだお前ｯ！｣
そう話しかけられて焦ったのか、逃げようとするおじさんの腕を素早く掴む幼馴染。
未守｢この人痴漢で〜す！！｣
幼馴染のこの一言で一気にざわつく車両内に、もがいて唾を撒き散らすおじさん。汚ねえな。
おじさん｢やめろ！！離せガキ！！言いがかりだ！！｣
｢いや…おじさんさあ、流石にみっともないよ。あんたの前にいたこの子の顔真っ青だし、どう説明つけるつもり？｣
おじさん｢お、おお、男なんかに、手なんか、だ、出すわけないだろ！！？｣
｢でもお、事実この子は泣いてた訳だし〜？あとソレ、何よりの証拠なんじゃないかな〜とか思っちゃうんだけど。｣
色々やばいんじゃないの〜？と言いながら股間に指を指すと、一気に顔が赤くなるおじさん。
おじさん｢ｯ…！！これはも、もも元々だ！！！！｣
未守｢草、その顔でそれは無いって、ウケる｣
｢やめてさしあげなって…ﾌﾌ、ごめ、あははww｣
おじさん｢なんなんだお前たちは！！！失礼だぞ！！！！そもそも、そこのガキは何も言わないじゃないか！！俺は何もやってないよな、？な？｣
茹でダコみたいな顔で男の子に同意を求めるおじさん。いやキモすぎ…
おじさんを睨んでから男の子に優しく話しかける。
｢当事者である君の意見が聞きたいな。｣
？｢…ぁ、あ、僕、この人に…ち、痴漢、されました…！！｣
男の子はゆっくりと、でも確実に、震えながらも勇気を出して話してくれた。
｢…だってさ。本人そう言ってるけど？｣
未守｢つーことで、俺らと次の駅で降りようぜ、おっさん｣
男の子の発言により、おじさんは真っ赤だった顔をサーッと青くさせてついに意気消沈した。
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586(プロフ) - 更新お疲れ様です！ありがとうございます！この作品大好き過ぎて何回も読み返してます！！無理せず頑張ってください！！！！ (4月7日 0時) (
レス) @page36 id: 7479a5bea4 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - あぁ〜手出しちゃった……馬鹿な人達だね…更新お疲れ様です！待ってました！無理せずに頑張ってください！続き楽しみにしてます！ (4月6日 18時) (レス) @page36 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
パフューム(プロフ) - まってえぐ好きです。えぐいです。なんですか？この神作えぐいです大好きです。更新楽しみにしかしてません。無理ない程度に頑張ってください🥹えぐいです。(もろ好みすぎてえぐい連呼しちゃってすみません🥹まじ好きです💕) (12月30日 22時) (レス) @page33 id: 800553da28 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - とってもお話面白いです!オリキャラのいる小説とか学パロ自体殆ど読まないんですがこの作品はすごく読んでて楽しいです！未森さんとの掛け合いとかめっちゃ好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (12月11日 12時) (レス) id: 58ec19c369 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 鴇さん» コメント返してくださりありがとうございます！愛されの件もありがとうございます！これからも応援してます!無理せずに頑張ってください！ (11月24日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴇 | 作成日時：2023年11月16日 0時
