26話 ページ28
叢雲side
宇佐美｢Aさん俺がどんだけ食ってたか見てなかったの！？｣
｢見てたよ？いい食べっぷりだったねえ｣
宇佐美｢じゃあ分かるじゃん、あんたが出すべきじゃないの分かるじゃん！！！！｣
｢後輩は甘やかしたいタチでして。さっきのプレゼントのお礼ってことで、ね？｣
だめかな？と眉尻を下げて笑う先輩。
僕らはその顔にめっぽう弱くて。
宇佐美｢ｯｽｩーーーー……｣
緋八｢効いてて草｣
普段押せ押せなリトも目の前であんな顔をされてしまったものだから流石に今回ばかりは押し黙ってしまう。
アイツが無理なら詰みやな〜なんて考えていればセンパイからじゃ、帰ろっか〜と声が掛かった。
ここから外へ出るには店の構造上どうしてもロレさん達の前を通らなければならず、モンペ達の目付きが変わる。
ちらっと隣の方を覗けば機会を伺っているのかソワソワしているロレさんがいて。
歩き出そうとした途端、テツがセンパイの手首を掴んで進んでしまう。勿論近くにはロウとショウがセンパイを守るような形でいて。
｢わっ、テツくん！？なに、｣
ロレ｢ちょ、｣
｢まってまって、イブラヒムくん！またあしたね！｣
イブ｢…おー、｣
ロレ｢なんでそっち？？｣
ロレさんもタイミングを逃してしまったようであたふたしている。
宇佐美｢んじゃ、ズッくんまたね〜｣
葛葉｢やめろってお前！…じゃな｣
伊波｢挨拶出来なくてすみません〜！じゃあまた！｣
不破｢ライく〜ん！またね！星導くんと小柳にもよろしく〜｣
伊波｢wwロウだけ呼び捨てなんだ…wはい！伝えておきます！｣
他の皆もセンパイに続いて各々先輩達にお辞儀をしたり軽く挨拶をしていく。
叢雲｢…多分、あのモンペ達ロレさんに謝らせる気ないと思うっすよ。｣
ロレ｢眼光ギラギラしてたね。まー隣のクラスだし、いつでも行けるっしょ、まあね、うん｣
叢雲｢そう高括ってるとマジでいつまでもいけないっすよ。Aセンパイのモンペ、アイツらだけじゃないんで。｣
ロレ｢モンペ多すぎマ？？｣
普通にどういうことなん？？とあんぐりしているロレさん。
叢雲｢みんなどうしても離れられないんすよ、あの人からは。…じゃ、頑張ってくださいね。さよーなら、先輩。｣
最後に挨拶をして前に追いつこうと少し早歩きでその場を去る。
ロレさん、分かってくれるといいんだけど。
ところで今日の事、未守センパイに言うべきかなあ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 758人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
586(プロフ) - 更新お疲れ様です！ありがとうございます！この作品大好き過ぎて何回も読み返してます！！無理せず頑張ってください！！！！ (4月7日 0時) (
レス) @page36 id: 7479a5bea4 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - あぁ〜手出しちゃった……馬鹿な人達だね…更新お疲れ様です！待ってました！無理せずに頑張ってください！続き楽しみにしてます！ (4月6日 18時) (レス) @page36 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
パフューム(プロフ) - まってえぐ好きです。えぐいです。なんですか？この神作えぐいです大好きです。更新楽しみにしかしてません。無理ない程度に頑張ってください🥹えぐいです。(もろ好みすぎてえぐい連呼しちゃってすみません🥹まじ好きです💕) (12月30日 22時) (レス) @page33 id: 800553da28 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - とってもお話面白いです!オリキャラのいる小説とか学パロ自体殆ど読まないんですがこの作品はすごく読んでて楽しいです！未森さんとの掛け合いとかめっちゃ好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (12月11日 12時) (レス) id: 58ec19c369 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 鴇さん» コメント返してくださりありがとうございます！愛されの件もありがとうございます！これからも応援してます!無理せずに頑張ってください！ (11月24日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鴇 | 作成日時：2023年11月16日 0時
