14話 ページ16
少し息を整え前髪を直し、教室の扉に手をかける。
｢おはようございまあす｣
そう言ってガラガラと扉を開ければ、雑談で少しざわついていた声も止み、
あっという間に私達に集まる視線。そして再びざわつく教室。
『うそ、Aちゃんと同じクラスなんだ…！』
『空木くんも同じってマジ？最強ペアきちゃったじゃん』
とか、
『今年は勝ち組になれたか…』
『ガード激固モンペいるからある種詰みだろ』
とか。
ウケる、去年もこんな感じだったなあって思いながら愛想良く手をひらひらと振る。
去年も同じクラスだった人が数人と、仲良くなりたいなーなんて考えてた美男美女が数人。
…そして、私を睨む女が数人。
へえ、今年はこんなメンツなのね。
結構うまくやっていけそうかも。めちゃめちゃガン飛ばしてくる女共がネックだけど。
揃いも揃って幼馴染と同じ所に開けてるピアス、青色のソックス、黄色のネイル。
あらかた幼馴染のファンか何かなんだろうな。
その幼馴染のピアスを位置も決めて開けたのは私だし、爪も今は前の黄色から黒に変えてるし、
青色のソックスに至っては私の目の色だから選んでるってこと、知ってるのかな〜なんて心の中でマウントを取る。
ごめんねつよつよ幼馴染で♡
そんな中、興味無さげにスマホをいじくる褐色肌の銀髪イケメン。
そう。私の推し、イブラヒムくんである。
画面をスワイプさせてるその指ですら美しいとか大罪じゃない？？
その美しさは流石のクレオパトラもびっくりしちゃうって
こっちを見向きもしない推しにうっとりしていると
社｢おーおー、遅れてくるって連絡が来たと思ったら2人揃ってスタバのカップなんか持っちゃって。重役出勤ですか、お前ら。はー、羨ましいものですねえ？｣
笑顔を浮かべながらこちらに問いかけてくる社先生。
……心做しか後ろに般若が見えるな〜、なんて。
｢まっ、まーまー、入学式には間に合ってるんだし！さ！怒んないでよやしろせんせ、｣
未守｢スタバはほらちょっと、理由があったんだって。説明したらやしきずも絶対納得すっから｣
社｢ふーん。納得ねえ？後できっちり話聞くからな。あと社先生な？…お前ら席座る時間もねえよ。全員廊下並べー。あー、適当に2列でいいわ｣
ギリギリ到着のおかげでどうやらこの場でのお説教は免れたらしい。ラッキー。
とりあえず空いたロッカーに荷物を入れ、後方に言われた通り2列に並び式が行われる体育館へと足を運んだ。
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586(プロフ) - 更新お疲れ様です！ありがとうございます！この作品大好き過ぎて何回も読み返してます！！無理せず頑張ってください！！！！ (4月7日 0時) (
レス) @page36 id: 7479a5bea4 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - あぁ〜手出しちゃった……馬鹿な人達だね…更新お疲れ様です！待ってました！無理せずに頑張ってください！続き楽しみにしてます！ (4月6日 18時) (レス) @page36 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
パフューム(プロフ) - まってえぐ好きです。えぐいです。なんですか？この神作えぐいです大好きです。更新楽しみにしかしてません。無理ない程度に頑張ってください🥹えぐいです。(もろ好みすぎてえぐい連呼しちゃってすみません🥹まじ好きです💕) (12月30日 22時) (レス) @page33 id: 800553da28 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな(プロフ) - とってもお話面白いです!オリキャラのいる小説とか学パロ自体殆ど読まないんですがこの作品はすごく読んでて楽しいです！未森さんとの掛け合いとかめっちゃ好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (12月11日 12時) (レス) id: 58ec19c369 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 鴇さん» コメント返してくださりありがとうございます！愛されの件もありがとうございます！これからも応援してます!無理せずに頑張ってください！ (11月24日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鴇 | 作成日時：2023年11月16日 0時
