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｢うえーきったねぇー！｣
｢は？お前が変な事言うからだろ！｣
ティッシュで口を抑えながら怒られる。
だってさ、私は辰哉の後ろにある木目柄のチェストを指差す。
｢あれ。｣
｢んぁ？｣
辰哉が私の指差す方を見る。
｢女物の化粧水と乳液じゃん。｣
｢あれ？あーあれ連れの。｣
｢マジで？辰哉って、｣
｢バカ言うな。違ぇよ。そいつそーゆーのすげぇ気ぃ使ってる奴なの。俺なんか何でもいい人だからたまに飲みきた時にそんなの使えねぇって置いてったの。｣
｢へぇ｣
私は目を細めて辰哉を見た。まぁ嘘はついてないんだろうけど、最近まで彼女が居たのはホントだろうな。反応があからさまでちょっと笑える。
｢つーかさ、お前、明日には帰るよな？｣
コンビニの袋と別に持って来たお茶のペットボトルを私に差し出した。
｢あ、ありがと。ビールが良かったけど。｣
｢ふざけんな。｣
｢タバコ吸ってんだから一緒じゃん。｣
｢違ぇよ。俺が差し出すのは違ぇだろ。｣
次は吹きこぼさずにビールを飲む辰哉。
｢しばらく置いてよ。ここ。｣
でもやっぱり私の言葉にまた吹き出した。
｢何回吹き出すの。きたね。｣
｢お前が！吹き出すようなこと言うからだよ！｣
自然と笑顔が出た。
本当に久しぶりに、笑うって事をした気がする。
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hs.(プロフ) - また読める日を楽しみにしています！ (2021年6月2日 18時) (
レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
usk(プロフ) - とぅーかさんがまたお話書いてくれてとっても嬉しいです！！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: 9866245c6d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 更新されてて泣きました…待ってたから嬉しくて……続きが楽しみです。いつまでも待ってます。 (2021年2月16日 1時) (レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 何度も読み返しては心に残って世界観に惹きつけられます。これからも応援しております。 (2020年9月18日 0時) (レス) id: b899b04b91 (このIDを非表示/違反報告)
織 山 さ な 。(プロフ) - 最近作者様の書く作品に出会いました。とても素晴らしく見てるこちら側まで引き込まれるような世界観本当に大好きで1日何度読んでも飽きないくらいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください！勝手ながら応援させていただきます！ (2020年9月11日 22時) (レス) id: 4a43e358a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年8月31日 15時
