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「なぁ、今日さ会社の後輩が家に来たいって言ってんだけど。」
「そーなの？私、涼の所行くよ。」
「あー別にいいよ。会社の後輩って言っても連れみたいなモンだし。」
そんな会話をした今日の朝。
辰哉と一緒に暮らすようになってひと月が経った。
家事を全くした事が無かった私は辰哉に教えてもらい洗濯、掃除くらいは出来るようになった。
…料理はまだ全然出来ない。
でも作りたい…って思った私は料理の得意な涼に教えて貰いながら
毎日、携帯とにらめっこしながら何とか作っている。
たまぁに失敗したりもする。
涼の事は簡潔に説明した。
友達でもあり、家族みたいな存在だ、と。
辰哉は大切にしろよ？って言ってくれた。
「とりあえず、またメッセージ送るわ」
「りょーかい」
「じゃ、行ってくる」
「いってらー！頑張ってねー。」
玄関のドアが音を立てて閉まる。
私は辰哉に買ってもらったスリッパを鳴らして部屋に戻った。
まるで、彼氏彼女みたいなやり取りをしている私達だけれど、
辰哉は一切手を出してこないし、そんな雰囲気にすらならない。
私はこの家に来てから笑ってばかりだ。
それは紛れもなく辰哉のおかげ。
両親には友達とルームシェアすると言った。嘘は言ってない。
そんな私の言葉に父親は溜息を吐いてその場から居なくなった。
母親は心配そうな顔をしていた気がするけれどそんなもの気の所為だと思って家を出た。
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hs.(プロフ) - また読める日を楽しみにしています！ (2021年6月2日 18時) (
レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
usk(プロフ) - とぅーかさんがまたお話書いてくれてとっても嬉しいです！！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: 9866245c6d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 更新されてて泣きました…待ってたから嬉しくて……続きが楽しみです。いつまでも待ってます。 (2021年2月16日 1時) (レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 何度も読み返しては心に残って世界観に惹きつけられます。これからも応援しております。 (2020年9月18日 0時) (レス) id: b899b04b91 (このIDを非表示/違反報告)
織 山 さ な 。(プロフ) - 最近作者様の書く作品に出会いました。とても素晴らしく見てるこちら側まで引き込まれるような世界観本当に大好きで1日何度読んでも飽きないくらいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください！勝手ながら応援させていただきます！ (2020年9月11日 22時) (レス) id: 4a43e358a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年8月31日 15時
