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｢コレをしてるのは父親。｣
Aは自分の目を指差しで、ゆっくり口を開いた。やっぱり意図的にされてたもの。
しかもそれは家族からで、
心の中が悲しみと憤りでいっぱいになる。
まるでAは他人の事を話すように本当に軽く話し始めた。
少しだけ分かったAの事。
Aは二つのパターンでテンションを分けてる気がする。
ヘラヘラしている時は人に対して壁を作ってる時。
だから、今はそれだ。
｢再婚なの。再婚して父親は私が気に入らなかったみたい。出来損ないの私が。
母親は止めないよ、だってコレが自分に降りかかってくるかもしれないもん。｣
｢若気の至りだよ。荒れててずーっと学生時代。父親はそれが気に食わなくて私を殴って私はその度に家出したりしてさ、この歳になってもずっとだった。でも、逃げ出して家族を捨てる勇気もないの。｣
Aは今まで一人で抱えてた？
誰にも吐き出せずに笑って、強いフリをして。
耐えられない悲しみと突き上げてくる怒りに苦しくておかしくなりそうだ。
同情している訳じゃない。
｢それでね、父親は殴る、｣
｢…もういい｣
｢え？だって辰哉が話せって｣
｢もういい。｣
家に入る前に勢いで抱き締めてしまって慌てて離れたけれど次はしっかりと強くAを抱き締めた。
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hs.(プロフ) - また読める日を楽しみにしています！ (2021年6月2日 18時) (
レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
usk(プロフ) - とぅーかさんがまたお話書いてくれてとっても嬉しいです！！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: 9866245c6d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 更新されてて泣きました…待ってたから嬉しくて……続きが楽しみです。いつまでも待ってます。 (2021年2月16日 1時) (レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 何度も読み返しては心に残って世界観に惹きつけられます。これからも応援しております。 (2020年9月18日 0時) (レス) id: b899b04b91 (このIDを非表示/違反報告)
織 山 さ な 。(プロフ) - 最近作者様の書く作品に出会いました。とても素晴らしく見てるこちら側まで引き込まれるような世界観本当に大好きで1日何度読んでも飽きないくらいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください！勝手ながら応援させていただきます！ (2020年9月11日 22時) (レス) id: 4a43e358a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年8月31日 15時
