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｢嘘。明日には帰る｣
俺が差し出したお茶のペットボトルを綺麗に装飾された爪のついた手で開ける。
こいつは、マジで…出そうになる溜息をぐ、っと我慢した。まぁ、今更我慢した所でって感じなんだけど。
｢お前さ、｣
｢お前じゃないし。私の名前。さっきからずーっと私の事お前、お前、って｣
｢は？｣
ペットボトルを少し乱暴にテーブルに置いて拗ねた顔をされてビールの缶を持ったまま固まる。
｢私にも一応名前あるんだけど。｣
｢お、おう。｣
｢お前って呼ばれるのちょー嫌い｣
｢それは、ごめん。｣
素直に謝る。完成に無意識だったから。でも拗ねるその顔はやっぱり子供に見える。
どんなに化粧をしていたって大人っぽい格好をしたっていってもコイツ…Aはどこか子供っぽく見える。
何処が、と聞かれてもハッキリとは答えれないけれど。
｢ねー！辰哉さ、連絡先教えてよ。｣
さっきまでのテンションなんて既に置いてきたみたいでニコニコと笑いながら携帯を取り出して俺に詰め寄る。
｢…別にいいけど。｣
ビールの缶を置いて、テーブルに置いてある携帯を手に取ればメッセージが入っていた。
それには既読をつけずに自分のアカウントを取り出した。
｢ほらよ｣
｢ありがと｣
素直にお礼が言える。この短時間で増えたAの事。
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hs.(プロフ) - また読める日を楽しみにしています！ (2021年6月2日 18時) (
レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
usk(プロフ) - とぅーかさんがまたお話書いてくれてとっても嬉しいです！！ (2021年2月18日 21時) (レス) id: 9866245c6d (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 更新されてて泣きました…待ってたから嬉しくて……続きが楽しみです。いつまでも待ってます。 (2021年2月16日 1時) (レス) id: 37efc71d63 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - 何度も読み返しては心に残って世界観に惹きつけられます。これからも応援しております。 (2020年9月18日 0時) (レス) id: b899b04b91 (このIDを非表示/違反報告)
織 山 さ な 。(プロフ) - 最近作者様の書く作品に出会いました。とても素晴らしく見てるこちら側まで引き込まれるような世界観本当に大好きで1日何度読んでも飽きないくらいです。これからも作者様のペースで更新頑張ってください！勝手ながら応援させていただきます！ (2020年9月11日 22時) (レス) id: 4a43e358a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とぅーか
| 作成日時：2020年8月31日 15時
