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――その時ひびいた、鈍い衝撃。
すさまじい風圧と、がれきによる砂埃。
土台になっていた飯田と轟はバランスを崩し、緑谷と切島はその上からおっこちた。
「いっててて……」
「ど……どうなってるんだ！？」
すぐさま体制を建て直し、切島が様子を伺う。
雰囲気からして緊急事態……ではないようだが。
「Mt.レディにギャングオルカ… No.4のベストジーニストまで……！」
「虎さんもいますわ……！」
「そっか、プロヒーローが来てくれたんや……！」
Aを庇いながら、お茶子はふぅと息をついた。
プロヒーローたちが来てくれたなら、もう安心だ。
彼らは自分たちよりずっと先に動いていて、計画を立てていたのだろう。
「さぁ、すぐに去ろう。俺たちにもうすべきことはない。
それに…… 敵かもしれないとはいえ、そのひとのことが心配だ」
「ええ、そうですわね。明らかに様子がおかしいですし……」
自分たちにできることは、ここにはない。
プロヒーローが動き、彼らが脳無を制圧した。
あっという間に脅威を無くし、連合を出し抜いたのだ。
「オールマイトの方……かっちゃんはそっちにいるのか……」
「オールマイトがいらっしゃるのならなおさら安心です！」
「……うん、そうやね！」
お茶子はAに肩を貸し、何とか彼を持ち上げる。
Aの顔色はまだ悪いが、どうにか歩くことはできそうだ。
今やるべきことは、一刻も早くここを去ること。
このまま喧騒に紛れて姿を消せば、すべてがめでたしめでたしで――…
「………だめ、だよ… 麗日ちゃん……」
ほんの小さく、Aが呟く。
消え入りそうな、小さな声。
それとほぼ同時に緑谷が足を止め……何か心配そうに、振り返った。
――足音だ。足音が聞こえる。
「すまない虎。前々から良い個性だと……ちょうどいいから、貰うことにしたんだ」
静かな足音。不穏な声。
それはあまりにも突然現れた巨悪。
現場の空気が、一転した。
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るいるい＊*(プロフ) - 遥亜さん» コメントありがとうございます！リクエストもとっても嬉しいですvV 今書いているものが完成したら是非とも書かせていただきますね！ (2019年6月12日 13時) (
レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
遥亜(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエストいいですか？是非主くんと一年A組のみんなが仲良くしているのを見てみたいです！一年A組のお手伝いとして訓練に参加したりしてもらいたいです！お願いします！ (2019年6月12日 11時) (レス) id: b6c422ed28 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 星の桜さん» コメントありがとうございます！ 尊いと思っていただけたのなら嬉しいですvV (2019年5月30日 8時) (レス) id: ba7b003d03 (このIDを非表示/違反報告)
星の桜(プロフ) - 反則...尊しをさせるきぃ...？ (2019年5月30日 6時) (レス) id: d8fdca1aee (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - タクさん» ありがとうございます！ 私に書ける最大級の甘々を目指しましたvV (2019年5月29日 21時) (レス) id: ffc7d791fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月23日 18時
