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それからお茶子は、すべてを話した。
あれからも何度かAと会ったこと。
話をしたこと。案外優しかったこと。
彼が本気で死柄木のように、すべてを壊したいと思っているわけではないと思ったこと――…
すべてを伝えると、相澤はお茶子に仮眠室へ来るように言った。
「まず、最初にこれだけ言わせてもらおう。
……俺はAに会ったら教師に報告しろって言ったよな？」
「ヒィッ！？」
……そして開口一番がこれだ。
疲労の滲む表情で圧をかけられ、お茶子は思わず悲鳴をあげる。
確かに相澤はお茶子とAが接触しないようにいろいろと対策を講じてくれた。
今までのお茶子の行動はそれを裏切るような行為だったともいえよう。
だが相澤はそれ以上、お茶子を責めることはなく。
「まあいい」と茶を濁して、話を続ける。
「……俺もAは死柄木の思想にうなずく性質のヤツじゃないと思っている」
「じゃあAさんの除籍は……」
「アイツがヴィラン側の思考回路してっから、俺はアレを除籍処分にしたわけじゃない」
だが、と相澤は続けた。
「アイツに倫理観がないと前にも言ったな。
ヒーローになるために手段を選ばねぇヤツはいるが……越えちゃいけないラインは勿論ある。
Aの場合はそれが問題だった。越えていいものと悪いものの区別がついてなかった」
「越えちゃいけないライン……」
「……少し長くなるが、いいか」
その言葉にお茶子はうなずく。
窓から見える世界は朝焼け。
うっすらとだけ見える月だけが、夜の名残を残していた。
(......To be continued！.......)
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唯理 - 体育祭の緑谷のポイントは1000万ですよ。前作から読ませてもらっています頑張ってください！ (2019年8月4日 16時) (
レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - いっちゃんさん» コメントありがとうございます！ 感想と応援、本当に嬉しいし励みになります！ お陰様でたくさん評価をいただきまして有難い限りです……これからもよろしくお願いします！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - アドバイスではないんですが、1つ目の時から俺、除籍されちゃったんでを見てたのでどんどん人気になっていて凄い！と思います笑今までの作品で1番好きな作品なのでこれからも見続けますし、応援しています！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 35db45c436 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - watanukiさん» コメントありがとうございます！ いいですね、それ！実は触れ合いがディープであればある程隙ができる=個性がかかりやすくなる、みたいな描写する予定だったのでそれ、採用です！ 有難く使わせていただきますねvV (2019年5月18日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
watanuki - すいません、何故か2回送ってしまって、2回送ったのは気にしないでください！ (2019年5月18日 7時) (レス) id: 95d34a0908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月17日 17時
