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「死柄木さんはあいかわらずだなぁ。
ごめんね、いきなりいろいろあって。びっくりした？」
「殺されるかと思いました！」
「そうだよねぇ。殺意マシマシだったよ」
カウンターの裏に忍ばせておいたオレンジジュースをグラス注ぎ、トガと荼毘に出してやる。
荼毘は大して興味もない様子だったが、トガの方は人懐こい笑みで「ありがとーございます！」なんて目を輝かせた。可愛らしいものである。
「……返答は後日でもよろしいでしょうか。
彼も自分がどうすべきかわかっているはずだ。
分かっているからこそ、何も言わずに出て行ったのです」
「２回も鼻、折られちゃってるからなぁ。
変わらきゃ駄目っていうのは、流石の死柄木さんでもわかってると思うし」
よしよし、とトガに飴玉なんて与えながらAは言う。
USJ襲撃と、保須のヒーロー殺し事件。
どれも死柄木が望む結果では終わらなかった。
それに対する怒りや反省は、きっと死柄木の中にだってあるに違いない。
「それで、無銘A。死柄木弔を追わなくても良いのですか？」
「……それ、遠回しに死柄木さんを見つけて来いって言ってる？」
「はい。率直に言えば」
「あはは、まったくもう。人使いが荒いなぁ」
本音を言えば、面倒くさい。
だが、あの不機嫌な死柄木を放置するのも心配である。
やれやれとAは立ち上がり、オレンジジュースの瓶を冷蔵庫に入れた。
「それじゃあ、おふたりはごゆっくり。
俺たちの愛しのボスを捜索しに行ってくるよ」
「いってらっしゃ〜い」
ひとなつこいトガはAに手を振り、Aも同じように手を振り返す。
死柄木をよく知る黒霧から彼のいそうな場所リストを受け取りつつ、確認しつつ……
彼の癇癪を未然に防ぐべく、Aは死柄木の後を追った。
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唯理 - 体育祭の緑谷のポイントは1000万ですよ。前作から読ませてもらっています頑張ってください！ (2019年8月4日 16時) (
レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - いっちゃんさん» コメントありがとうございます！ 感想と応援、本当に嬉しいし励みになります！ お陰様でたくさん評価をいただきまして有難い限りです……これからもよろしくお願いします！ (2019年5月20日 0時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - アドバイスではないんですが、1つ目の時から俺、除籍されちゃったんでを見てたのでどんどん人気になっていて凄い！と思います笑今までの作品で1番好きな作品なのでこれからも見続けますし、応援しています！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 35db45c436 (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - watanukiさん» コメントありがとうございます！ いいですね、それ！実は触れ合いがディープであればある程隙ができる=個性がかかりやすくなる、みたいな描写する予定だったのでそれ、採用です！ 有難く使わせていただきますねvV (2019年5月18日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
watanuki - すいません、何故か2回送ってしまって、2回送ったのは気にしないでください！ (2019年5月18日 7時) (レス) id: 95d34a0908 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月17日 17時
