01:出会いの朝 ページ2
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天気は晴れ。
洒落でも何でもなく、それは麗らかな朝だった。
麗日お茶子は散歩していた。
まあ散歩というよりロードワークというべきか。
軽いジョギングつつも加えつつ、お茶子は毎日、近所の公園まで歩くことにしている。
地方から上京してきたお茶子にとって、近所のことをしりつつ、近隣住民との関わりを増やすこのルーチンは必要不可欠であった。
よく挨拶してくれる近所のおばさん。
あの人はお花の先生で、すれ違ったら丁寧にお辞儀をしてくれる。
いつも犬の散歩をしているおじいさんは将棋が好きらしく、よくその話をしてくれる。
こうして毎日歩いていると、近所のことが良く分かる。
みんな優しくて、いいひとばかりだ。
雄英に入学してヒーローになるためにひとりぐらしをはじめたばかりのお茶子であるが、もうすでに地域に馴染み、この場所が好きになってきた。
こういうのを第二の故郷と呼ぶのだろうか。
「はぁ〜、ほんまにいい天気やなぁ！」
そして、いつものように公園に到着。
ぐぅんと空に向かって伸びをして、すがすがしい気持ちでひとりごと。
そよそよと風が心地よく、とってもいい気持ちだ。
朝の散歩はいつだって、お茶子に頑張ろうという元気をくれる。
ご近所散策も兼ねて散歩をはじめたのは正解だった。
いつもみたいにやる気をチャージ。
だけど、いつもと違ったのはひとつだけ。
「今日もええことありそう！ 頑張ろーっと！」
「あはは、随分と元気だね。輝かしいなぁ」
お茶子のひとりごとに対して、返ってきたレスポンス。
まんまるな目をさらにまんまるにして、お茶子は声の方を向く。
……そこにいたのは、青年。
鉄棒の上に器用に座り、お茶子を見つめて、微笑んでいた。
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るいるい＊*(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます！ 嬉しいですvV (2019年5月29日 21時) (
レス) id: ffc7d791fa (このIDを非表示/違反報告)
カイ - お茶子も主人公も両方可愛い！ (2019年5月29日 20時) (レス) id: 2843dfb22b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 猫好きさん» 健全な占ツクでその話題はいけない…(戒め) (2019年5月24日 8時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 野獣せんぱ……すみません (2019年5月24日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 祟璃さん» うわぁあ人名のミスとかいちばんやっちゃいけない誤字！ ありがとうございます！本当に助かります！ 修正致しました！ (2019年5月20日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月12日 14時
