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コンコン
「はい」
「失礼します。おはようございます、九条さん」
朝、10時過ぎ
病院のベットの上で軽くお声かけをいただいているドラマの原作小説を読んでいた。
まだ、声掛け段階で出演決まっているわけでは無いけれど。
人気作で制作発表どころか、ドラマ化の告知もまだではあるが、出演できたら注目度は高い。
けど、その分、原作ありの作品特有の批判も予想されるためマネージャーは、迷っているようだった
「…面会謝絶の札をつけてもらってたと思うんだけど？」
「騒ぎにならないように下げてもらってるだけだって聞きました」
「で？なんのようですかAさん」
「姉鷺さんが夕方に退院手続きと迎えにくるそうなのですが、手伝い兼、今日一日しっかり休息を取るようにとの監視役で駆り出されました」
あの後、念の為と再びマネージャーの車で病院へ連れ戻さらた後
担当医に静かに怒られた。
一番、こう言う怒られ方をするのが怖い。ガミガミ声を荒げて怒られるよりも淡々とただ冷静沈着に、本当に申し訳なさが込み上げてくる
「・・・・・・手伝いが必要なほどの荷物なんて無いんだけど」
「でも、逃げ出し前科持ちです」
「…」
一日様子見入院だけで済んでよかったですね
彼女はそう続けて、見舞客用の折りたたみ椅子を広げ、座った。
無茶をした自覚はあるため、視線を窓の方へ逸らす
後悔はしていないけれど、迷惑をかけてしまった反省もしているからこそ、言葉を返せなかった
「あ、そうです。王様プリン21個。とりあえず先に手配して、明日、事務所にクール便で届く予定です。事務の方で送り先分かってるなら発送しておきましょうか？」
「いいよ、自分でやるから。それに、昨日の一件でうちの事務所名義で荷物送られてきたら小鳥遊事務所さんも身構えてしまうでしょ」
「それも、そうですね。わかりました」
発覚後もそうだが、姉鷺さん達の怒りは凄まじかった
朝早く、“昨日の一件で正式に謝罪をしたいので、そちらのご都合をお伺いしたい“との趣旨の電話と簡易謝罪をIDOLiSH7のマネージャーから受けたとは言え
自分のデスクで事務作業をしていた姉鷺さんは、机を拳で何度も叩いていた
気持ちはわかりますが、イライラは、お肌にも悪いですよと栄養ドリンクを差し入れし、事務所を出てきたのである
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りリ - とーっても面白い作品ですね！めちゃめちゃ続き楽しみです！まってまーす． (3月31日 13時) (
レス) @page29 id: 566e94ca36 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗(プロフ) - みりかさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、頑張ります！ (8月22日 13時) (レス) id: 5aeb398a67 (このIDを非表示/違反報告)
みりか - 続き楽しみにしています✨️✨ (8月21日 18時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉紗 | 作成日時：2023年6月13日 8時
