検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:14,413 hit

ページ23

(加筆修正しました 8/31)



「はぁはぁ」

「誰か酸素と氷も!!」


なかなか息が整わない
冷えた未開封の水を天の額に乗せられら

「…楽」

「無理すんじゃねーよ」


ペットボトルを受け取り、長椅子に横たわっていた身体を起こした



「君って実は優しいよね」

「お前とは逆でな」

「九条さん、まだ横になっててください。身体も冷えますから汗を拭いてください」



グッズであるマフラータオルを差し出す。新品特有の吸水の悪さなんて今は気にしている場合ではない。
そして、自ら酸素缶と氷を両腕に抱えて戻ってきた十さんも心配そうに声をかける


「大丈夫か?天?」

「うん、ありがとう三人とも。二人はライブ中、フォローしてくれてありがとう」

「メンバーなんだから当たり前だろう。もっと頼って助け合って行こう」

「九条さん、すごく、楽しかった。素敵なライブでした」

「本当は、ちゃんと客席で見て欲しかったけどね。せっかく用意したのに」



でも、余韻が残るこの感じ。気分がいい
そっと目を閉じ、その身に任せて素直に言葉を紡ぐ



「愛してるよ君たちのこと」

「気色悪いこと言うな」

「アイドル九条天さんが抜けないんですかね?」



眉に皺をよせる楽くんと顔を見合わせて苦笑いを浮かべた





「なんて良識のない奴らなの!?!?」




四人でライブの感想などを話している所に怒りの感情を丸出しのマネージャーがやって来る

「何があった?」

「ライブ帰りの客捕まえて宣伝活動している奴らが居るのよ!」

「そんな…天が命懸けで立ったステージなのに…」

「一体どこのどいつだ!」

「小鳥遊プロダクションのデビュー前のグループIDOLiSH7よ!ほんと、信じられない!」



私は困惑
三人は三者三様の表情をしていた

11→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りリ - とーっても面白い作品ですね!めちゃめちゃ続き楽しみです!まってまーす. (3月31日 13時) (レス) @page29 id: 566e94ca36 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗(プロフ) - みりかさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、頑張ります! (8月22日 13時) (レス) id: 5aeb398a67 (このIDを非表示/違反報告)
みりか - 続き楽しみにしています✨️✨ (8月21日 18時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:莉紗 | 作成日時:2023年6月13日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。