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「んじゃ、まぁ、アンコールのトップバッターは俺が行かせて貰うぜ。精々、ゆっくり休むんだな」
すれ違いざまに九条さんの肩を叩き、ステージへと続く道を楽くんは、颯爽と歩いて行った。
「天、椅子用意してもらったから、座りながら準備するといいよ。スポドリもちゃんと飲んで。脱水症状になったらもっと大変だ」
十さんは、九条さんを支えながら、椅子へ案内しスタッフから受け取った汗拭きタオルやペットボトルを渡す
「Aさん、さっきはありがとう」
「いえ…楽屋でした約束覚えてますか?」
「もちろん」
「悲痛の悲鳴をファンの方達にあげさせないでくださいね」
「最高の歓喜の悲鳴を聞かせてあげるよ」
衣装を脱ぎ着替え出す九条さんに失礼ながらも背を向けながら捻くれた激励を送った
すぐさま、十さんへのスタンバイの声がかかり慌ただしく向かう十さんに、頑張ってくださいと伝え見送る。
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りリ - とーっても面白い作品ですね!めちゃめちゃ続き楽しみです!まってまーす. (3月31日 13時) (レス) @page29 id: 566e94ca36 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗(プロフ) - みりかさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、頑張ります! (8月22日 13時) (レス) id: 5aeb398a67 (このIDを非表示/違反報告)
みりか - 続き楽しみにしています✨️✨ (8月21日 18時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉紗 | 作成日時:2023年6月13日 8時