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そんなこんなで、電車に揺られ、絵に描いたような青空が広がるお昼前
指定されたスタジオに着き、受付嬢の可愛い制服を着た女性スタッフに声をかけた
「すみません、八乙女事務所 Aと申します。弊社所属のタレントに書類を渡しにきたのですが、入館許可証いただけますでしょうか?担当マネージャーから、事前連絡入ってると思うのですが」
社員証を出す
「はい、少々お待ちください。………確認が取れました。
こちら入館許可証になります。必ず、首にお掛けください。お帰りの際は、お手数ですがこちらにご返却よろしくお願いします。九条様は、4階撮影スタジオCです。ご案内は必要ですか?」
「いえ、そちらのスタジオなら分かります」
「では、そちらの通路奥のエレベーターご利用ください」
「ありがとうございました」
受け取った入館許可証を首にかけ、通路を進んでいった。
それぞれの撮影を邪魔しないように、スタジオ室が防音対策バッチリなので受付メインの1階と各階にあるちょっとした休憩スペース周辺を除く階の至る所がとにかく静かだった。
自分の靴の足音だけが異常なほどに際立って聞こえる
目的のスタジオCの大扉を開く
スタジオといってもとにかく大きい一つの空間。撮影している場所と、大道具やスタッフたちが立ち回る作業場と分かれており、撮影のストップしたタイミングで声をかければいいだろうと、静かに入室した。
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りリ - とーっても面白い作品ですね!めちゃめちゃ続き楽しみです!まってまーす. (3月31日 13時) (レス) @page29 id: 566e94ca36 (このIDを非表示/違反報告)
莉紗(プロフ) - みりかさん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、頑張ります! (8月22日 13時) (レス) id: 5aeb398a67 (このIDを非表示/違反報告)
みりか - 続き楽しみにしています✨️✨ (8月21日 18時) (レス) id: 17b40665d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:莉紗 | 作成日時:2023年6月13日 8時