最強のお気に入り5【五条悟】

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なるようにしかならないけど今後の自分のためにも一応補足しておこう。




「ありがとう。でも先生は野薔薇ちゃんの方が可愛いと思うよ」

釘「う"っ…て、天使」




うん？




五「ハイ！じゃあお次は悠仁くん！」

虎「先生は彼氏いますか！」

「えっ五「いませーん！でも手を出しちゃいけないよ」





やっぱり貴方が答えるんかい！
そして何故知ってる！？




というか高校生あるあるのノリで質問した悠仁くんに珍しく真面目に答えたこの人に驚く。





もちろん教師と生徒の恋愛なんてタブーだ。
でもあの五条さんだよ？
自分だったら「俄然燃えてきた」とか言って絶対いくよね？





(生徒の未来を考えて言っているのかな…)





きっとそんな五条さんの考えに気付いてない悠仁くんが「なんで！？」と嘆いてるのを見て笑う。




(10代ってかわいいなあ)




なんてニコニコと教室の様子を見てしていると1人だけずっと静かな…伏黒恵くんと目が合う。
全然喋らないけどどうしたんだろう。
さっきからじっとこちらを見てる。





何て声をかけようか悩んでいると五条さんが口を開く。





五「なんでってそりゃあ…





僕が狙ってるからだけど？」




「「「はぁああああ！？」」」






見事に悠仁くんと野薔薇ちゃんとハモり五条さんを見る。当の本人は何食わぬ顔で「綺麗にハモったねー。ウケる」なんて笑ってる。





いやウケないから。





「ご、五条さん！生徒の前でそういう冗談を言うのはどうかと思います」

五「えーマジなんだけどなあ」

「そんなわけないし、大体そういうノリで風紀が乱れるんです！」

五「相変わらず真面目だね」

「あなたと比べたらみんなそうなります！」






なんて生徒がいることを忘れ五条さんに詰め寄る。





(冗談じゃない)





初出勤の大事な挨拶の時にいつもの冗談を言われたら大迷惑だ。




涼しげな顔で私の詰問をかわすこの人に私固く誓う。





(この人とは絶っっっ対に距離を置こう)






＿＿＿＿





目の前で俺達生徒を置き去りに会話を進める2人を見る。





顔を真っ赤に染めて怒る日向先生を気にしない…というよりは愛でるに近い様子で受け止める五条先生。





あの人は気付いてないだろうが割とマジで言ったんだろう。





なぜかその時出会った頃の五条先生を思い出した。





「大切な人がいる」と今はもう見ない優しい顔で笑う先生を。





伏(もしかしてこの人)





伏「…後で聞くか」ﾎﾞｿﾘ

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