最強のお気に入り5【五条悟】

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夜「久しぶりだなA。元気にしていたか？」

「はい！先生もお元気そうで良かったです」






久しぶりにあう夜蛾先生…学長に自然と背筋が伸びる。







夜「すまなかったな」

「え？」

夜「京都校を希望していただろう」

「…」







確かにそうだけど、でもこれもきっと何かの縁だから。








「大丈夫です。決まった以上全力で取り組むのみですよ」

夜「…っなんでAのような子が」

夜(悟の生贄になるんだ)

「え、なんですその反応」








急に頭を抱える学長に理解ができない。
え、どういう状況？







気を取り直し咳払いし学長を見るとハッとしたのかいつもの威厳のある姿をしていた。
切り替え早っ。








「えっと、教員補佐として各学年のクラスに入るとききましたが夜「1年を頼む」

「ん？」

夜「Aには1年のクラス(悟)を主にお願いしたい」

「なんで！？」








思った以上に大きく出た言葉に慌てて両手を口を塞ぐ。そりゃ関わるとは思ってたよ。








夜「東京校の1番大きい問題点…何だかわかるか？」

「…」

夜「Aはよく知ってるだろ」


　




走馬灯のようによぎる数々のトラブル。
そしてその度フォローする周りの人達。







「…なるほど」

夜「まぁお前達の間に色々あったのは知ってる。が、A以上にアイツを理解している奴なんてもういない」







そう言って遠くを見るこの人もきっと数えきれないくらい苦しい思いをしてきたんだろう。








夜「それに悟も変わった。根本的な所は変わってないが…それでも月日と経験でアイツなりに大人になっている」








百鬼夜行の件、そして先ほどのことを思い出す。そう確かに五条さんは変わったと思う。






変わるしかなかったんだと思う。







夜「これもお前のためにもなると思う。しんどくなった時はいつでも言ってくれ」

「…はい」






色々な思いが絡まりながらも私も覚悟を決めた。






(ここで頑張るんだ)

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