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｢…………もう限界だろ。責任を果たすんだろ、
間宮｣
｢まだ早い。｣
｢まだ早い………？
仲間を呼び始めてるじゃないか！！！！！
もういい。俺がやる。｣
等々力くんがナイフを出す。
宇和島さんに向かって歩いていく等々力くんの前に私は立ち塞いだ。
｢……何のつもりだ。｣
『宇和島さんは殺させない。
そんなにも彼を殺したいなら、その前に私を殺して。』
｢…………。｣
等々力くんは鋭い目で私を睨みつける。
手に持ったナイフを私の首に突きつけると、
ナイフの冷たい感触が首にひんやりと伝わった。
｢正しいのは俺だ。
…………Aはどう思う？
たった1人の命と、
ここにいる全員の命。
どっちが尊い？
皆さんも、どう思いますか？｣
等々力くんは1人ひとりに、
どちらの命を助けるのが重要かを聞いて回った。
その問いには誰も答えない。
｢こいつを生かしても何にもならない。
戦力にもならない。あとはしぬだけ！
ただの"害"だろ？！｣
『………っ！』
パンッと乾いた音が響いた。
その音は私が等々力くんを叩いたから出た音なのだけれど。
害という言葉を等々力くんが発した時、右手は彼の頬を叩いていた。
『…………もし、あれが私だったら。
等々力くんは迷わず殺すの？
私が屍に襲われそうになった時、
何で助けてくれたの？
助かる道があるかもしれないのに何で…………、
人の命にどっちが尊いとか……
そんな事言わないで。』
｢A……。｣
等々力くんは何も言わない。何も言わずに私の横を通り抜ける。
間宮くんに何かを行った後、彼はそのまま部屋を出ていった。
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m(プロフ) - ゆずさん» 2回もコメント頂きありがとうございました(TT)纏めてこちらでのお返事で失礼いたします。面白いと言っていただけてとても嬉しいのでこれからも更新頑張ります！ (2021年2月23日 22時) (
レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - ケイリさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです(TT)更新頑張ります！ありがとうございました！ (2021年2月23日 22時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます…！等々力くんもミンジュンくんも本当にかっこいいですよね...私も展開が予想できなくて毎回ハラハラしてしまいます笑 (2021年2月23日 22時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - すごく面白いです｡ (2021年2月23日 22時) (レス) id: a6bc68f3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ケイリ(プロフ) - 物凄く面白い作品をありがとうございます！！毎話ドキドキして読んでいます！これからも楽しみにしています！ (2021年2月23日 0時) (レス) id: 593c06699b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m | 作成日時：2021年2月14日 1時
