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中に入り、
食堂らしき場所に辿り着いた。



避難場所として使われていたのかは定かではないが、それなりに使われていた形跡があり物が散乱している。




その時、椅子を引き摺ったような音が鳴り、
咄嗟に間宮くんと等々力くんが攻撃の構えをとる。




緊張感が漂う中、
その音の原因を確かめる為に
間宮くんが奥へと忍び足で進んだ時、







「うわぁぁあぁぁぁぁあ!!!!!」







突然柱の影から女性のような人が
飛び出してきた。

間宮くんが取り押さえようとしたものの、
その人が抵抗し間宮くんに
手に持っていた刃物を向ける。






「待って、待って!!!!


落ち着いて、化け物じゃないから……」




「………たすけて、」




過呼吸を起こしていた彼女が、
そのまま床に崩れ落ちて倒れる。


私達が倒れた彼女の様子を覗き込もうとした時、
彼女が飛び出してきた柱の影からまた1人、
今度は男が飛び出してきた。






「美亜ちゃんっ!!!!」





『「!?」』





「誰だ!?」




等々力くんがすぐさまその人物に銃口を向ける。
銃口を向けられたと気が付いたその男は、
その場でゆっくりと両腕を上げる。








「そ、そんな怪しい奴ちゃいます……」






「信じられないな。


腕を上げたまま、そこに膝付いて座れ。」




等々力くんが男に命令する。

その男は等々力くんに言われた通り、
ゆっくり従う意志を見せる。




男が膝を付けてこちらに顔を向けたとき、
その男と不意に目が合った。








「……………Aちゃん?」


『え………………』


「Aちゃんやんな!?」






その男は私を見るなり、
私の名前を親しげに呼んだ。





「だ、誰…………」

「Aさんの知り合い………?」







「ほら!俺!(男の苗字)(男の名前)!!



覚えてへん?!幼馴染の!!」









彼は自分を(男の苗字)(男の名前)と名乗った。









なんとその人は
私が引っ越す前にいた家の近所に住んでいた
幼馴染だった。

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m(プロフ) - ゆずさん» 2回もコメント頂きありがとうございました(TT)纏めてこちらでのお返事で失礼いたします。面白いと言っていただけてとても嬉しいのでこれからも更新頑張ります! (2021年2月23日 22時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - ケイリさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです(TT)更新頑張ります!ありがとうございました! (2021年2月23日 22時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます…!等々力くんもミンジュンくんも本当にかっこいいですよね...私も展開が予想できなくて毎回ハラハラしてしまいます笑 (2021年2月23日 22時) (レス) id: c324cc81b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - すごく面白いです。 (2021年2月23日 22時) (レス) id: a6bc68f3c9 (このIDを非表示/違反報告)
ケイリ(プロフ) - 物凄く面白い作品をありがとうございます!!毎話ドキドキして読んでいます!これからも楽しみにしています! (2021年2月23日 0時) (レス) id: 593c06699b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:m | 作成日時:2021年2月14日 1時

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