はちみつ4滴 ページ6
ラ「ふ〜、案外簡単に終わったっスね」
「はぁ、僕は今頃罪悪感が出てきたよ。」
僕達の足元に転がるのは、二人の先輩方。
両方とも、見るに堪えないほどボコボコになっている。
ちなみに僕達がやった訳では無いよ。
ラギーくんのユニーク魔法で、片方の先輩を操り相部屋のもう一人の先輩を殴らせただけ、それから喧嘩が始まり、互いにノックダウンしたのだ。
因みに、この部屋で住んでいた事は忘れてもらった。
「それにしても、ラギーくんのユニーク魔法は怖いなぁ。敵にまわったらと思うと恐ろしいよ」
ラ「なぁに言ってんの。Aくんのユニーク魔法も盗みしまくり放題じゃないっスか。それに防音魔法も完璧だったっス」
「こんな悪い事をする為に、覚えた魔法じゃないんだけどなぁ。」
僕はラギーくんと話しながら、彼らの荷物を纏める。
流石に、何も無いまま放り出すのは可哀想だ。
ラ「何気にAくんっていい子っスよね。記憶消したんスから貰えるもんは貰っとかなきゃ」
「僕は部屋が欲しかっただけで、この人達のモノに興味はないよ。ラギーくんが欲しいって言うなら、このままにしとくけどこの部屋に住んでた記憶を消しただけで、モノを持っていた記憶は消していないから、盗みと疑われるよ?」
ラ「えぇ、そうなんスか。……残念っス。」
「まぁ2、3個盗んですぐ売っちゃえばバレないとは思うけどね。」
「……Aくん。君いい子なんスか、それとも悪い子なんスか…………。」
「んーと、君の思う僕が、僕なんだと思うよ」
僕はラギーくんの顔を見て言えば、彼は呆れた顔をして僕の事を見つめた。
ラ「なんか無垢な顔して、裏では人ヤってそうっスね」
「えっ、もしかしてラギーくんってやな奴なの?」
ラ「多分、Aくんよりかはマシだと思うっスよ」
「えぇ、ちょっと悄げる」
ラ「否定はしないんスね」
「だってそれが、君が思う僕なんでしょ?なら僕は、否定しないよ。僕は僕だからね」
ラ「Aくん、不思議ッスね。話してると君のペースに呑まれる。」
「よく言われる」
ラ「だと思うっス」
─────────────────────
会話文ばっかですみません(作者)
978人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤ - あ〜、主は女ですか?見落としただけかも…スンマソン (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1b8a2df950 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - ラギーくんが可愛い(´・∀・) (2020年6月28日 14時) (レス) id: 1661fb072d (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - オリジナルのキャラクターが多いですね、忘れそう。 (2020年6月28日 1時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 蜂蜜良いですよね!キノコで浮かぶの一つだけだったので笑いました←。 (2020年6月25日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夕日(プロフ) - 元からプーさんが好きで黄色いベアーと聞いた瞬間にこの作品を見たらすごい癒しです!とりあえず主人公がめっちゃ癒しです…!更新頑張ってください!! (2020年6月22日 23時) (レス) id: 9898a02757 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:天国へ続く階段 | 作成日時:2020年6月16日 4時