はちみつ16滴 ページ18
夜もふけり、目的の満月も見えてきた。
「さて、この話はやめにして植物園に行こう！」
ラ「これから植物園に行くんスか？鍵空いてるかわかんないっスよ？？」
「大丈夫だよ、鍵なら魔法で開ければいいんだよ！なんせ僕達は、魔法使いなんだから」
ラ「もし警備の人に見つかっても、俺一目散に逃げるっスよ。」
「うわぁ、薄情だね」
ラ「当たり前っス」
植物園前
寮を出た僕達は、警備員のゴースト達の目を掻い潜り、案外すんなりとここまで来ることが出来た。
ラ「学園内も、案外手薄っスね。貴重品とかも多いのに盗み放題じゃないっスか」
「んーと。ここって名門校だし、そんなことしてバレたら魔法士としては、汚名がつくだけだからまずやらないんじゃないかなぁ？」
ラ「そう言って、魔法使って植物園に忍び込もうとしてるのはどこの誰っスか」
「あはは、まぁ見つかったとしても勉学の為とか言っておけば、1度は許してくれると思うよぉ〜。……よし、これで入れるよ」
鍵を開け入れば、昼間とは一風変わった風景に心躍る。
ラギーくんも僕の後を追うように中に入れば、感じたかのように｢へぇー｣とこえ声を漏らした。
ラ「俺、何気に植物園来るの初めてなんっスよね。たしかに綺麗っちゃ綺麗っスけど、面白みは今んとこないっスね。で、俺をここに連れてきてまで見せたかったもモノってなんスか？」
「面白いかは分からないけど、とても綺麗なものだよ。本当は、これからやる事はあんまり人には知られちゃいけないことなんだけど、あんまりやる機会もないから今日だけの特別。」
僕はラギーくんにここで待っててもらい、保存液を完成させに行く。
本来、この名前のない保存液は、魔法士が作ってはいけないものとされている。
その理由を、A自身は知らないが、そう妖精たちに教えてもらったのだ。
唯一作っていいのは、妖精だけどされ、本当は知っていることすら許されない。
そんな保存液の作り方を何故、まだ魔法士ですらない入学したばかりの彼が知っているのか……
…………それは簡単な話。
彼が、妖精に愛されたいるからである。
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アヤ - あ〜、主は女ですか？見落としただけかも…ｽﾝﾏｿﾝ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 1b8a2df950 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - ラギーくんが可愛い(´・∀・) (2020年6月28日 14時) (レス) id: 1661fb072d (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - オリジナルのキャラクターが多いですね、忘れそう。 (2020年6月28日 1時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 蜂蜜良いですよね！キノコで浮かぶの一つだけだったので笑いました←。 (2020年6月25日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夕日(プロフ) - 元からプーさんが好きで黄色いベアーと聞いた瞬間にこの作品を見たらすごい癒しです！とりあえず主人公がめっちゃ癒しです…！更新頑張ってください！！ (2020年6月22日 23時) (レス) id: 9898a02757 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天国へ続く階段 | 作成日時：2020年6月16日 4時
