はちみつ15滴 ページ17
ご飯も食べ終わり、食器はラギーくんが作ったお礼に片付けてくれるということで、僕は先程まで作っていた保存液を完成させようとしていた。
ラ｢帰ってきてから気になってたっスけど、Aくんのそれなんスか？｣
「んー、これは保存液だよ。後で必要になるから今作ってるんだぁ」
ラ｢……保存液？？さっきショップで買ってたのはそれ作るためだったんスね。それにしてもそんなの何に使うんスか？｣
洗い物が終わったラギーくんは、僕の隣に来てずいっと顔を覗かせた。
「この後、着いてくる？」
ラ「そういや、ショップの時にもそんな事言ってたな。頑なに理由は教えてくれないんスね……。いいッスよ、Aくんと居ると面白いことばっかっスから」
「……別に普通だと思うけど……？」
話し終わってもラギーくんは離れることはなく、僕がこれからすることが気になるのか見続けている。
銅でできたお玉を使って、保存液を掬うと妖精の粉が入った瓶の中に入れる。
そうするとあら不思議、オレンジ色だった保存液は何故か透き通った黄色になった。
ラ「へぇー、Aくんって頭いいんスね？まだ入学したばっかなのに、こんな高度そうな魔法薬作れるなんて」
「僕頭は悪いよ？エレメンタリースクールもミドルスクールも通った事はないからね」
ラ「えっ！」
「僕が住んでた百町の森は学校がなくて、勉学を教えてくれるのは親なんだ。僕の育ての人は、物知りで先生をしていたから、お家には沢山本があってね。僕はそれで勉強したんだ。だから、皆が受けるような教養は持ち合わせていないよ。よく、スペルも間違えるしね？」
ラ「意外っスね、俺てっきりどこぞの坊ちゃんなんだと思ってたっス」
「そう見えているのは、育ての人が良かったおかげかな。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 978人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤ - あ〜、主は女ですか？見落としただけかも…ｽﾝﾏｿﾝ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 1b8a2df950 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - ラギーくんが可愛い(´・∀・) (2020年6月28日 14時) (レス) id: 1661fb072d (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - オリジナルのキャラクターが多いですね、忘れそう。 (2020年6月28日 1時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 蜂蜜良いですよね！キノコで浮かぶの一つだけだったので笑いました←。 (2020年6月25日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夕日(プロフ) - 元からプーさんが好きで黄色いベアーと聞いた瞬間にこの作品を見たらすごい癒しです！とりあえず主人公がめっちゃ癒しです…！更新頑張ってください！！ (2020年6月22日 23時) (レス) id: 9898a02757 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天国へ続く階段 | 作成日時：2020年6月16日 4時
