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はちみつ14滴 ページ16

「んー、おしひぃ♪」

お腹がすいていたこともあり、より美味しく感じる。

ラギーくんを見るとスプーンを、口に咥えたまま止まっている。

お口に合わなかったのだろうか?

僕はラギーくんの目の前で、手を振ってみるが反応無し……。
そんなに不味かったのかと不安に思っていると、急に「うっっっまぁ!!」と声を上げるものだからびっくりしてイスから転げ落ちた。


ラ「こんな美味いメシ初めて食ったっス!!」

落ちた僕を他所に、ラギーくんは僕をキラキラした目で見つめて、ご飯の感想を言ってくれる。

「えへへ、ありがとう」

僕は照れ笑いをして、後ろ頭を掻く。

やはり言われ慣れていても、この言葉は何回言われても嬉しい。

パクパク食べ続けるラギーくんを見ていると、僕も作ってよかったとか嬉しくなる。



一つ一つの行動に目が離せない。
頬張る頬やキラキラしている目に可愛いなって思う。


ずっと見つめていたら、いつの間にか作った二品はラギーくんのお腹の中。

ふぅー、と一息を付けば手を合わせて「ご馳走様」とにこにこした顔で言われた。


僕は「おそまつさまぁ〜」と伝え、止まっていた手を自分の口へと突っ込んだ。


ラ「いやー、それにしてもAくんにこんな特技があったなんて驚きっス!毎日食べたいくらいっスよ!!」

「えへへ、ありがとう。良かったら、毎日作るよ?家族以外の人に食べてもらうのは新鮮で楽しいしね」

ラ「マジっスか!タダ飯でこんなに美味いものが食えるって得してるわぁー」

ラギーくんは、「シシシッ」と笑う。

ラ「あっ、ついでにレシピとかも教えて貰っても良いっスか?こんなにうまい料理が作れるんなら、地元のガキ達にも食べさしてやりたいし」

「うん、いいよ!僕の料理たいして凝ったものは使ってないから、安くて簡単に作れるもの多いからいっぱい教えてあげるよぉ」

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アヤ - あ〜、主は女ですか?見落としただけかも…スンマソン (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1b8a2df950 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - ラギーくんが可愛い(´・∀・) (2020年6月28日 14時) (レス) id: 1661fb072d (このIDを非表示/違反報告)
しう(プロフ) - オリジナルのキャラクターが多いですね、忘れそう。 (2020年6月28日 1時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 蜂蜜良いですよね!キノコで浮かぶの一つだけだったので笑いました←。 (2020年6月25日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夕日(プロフ) - 元からプーさんが好きで黄色いベアーと聞いた瞬間にこの作品を見たらすごい癒しです!とりあえず主人公がめっちゃ癒しです…!更新頑張ってください!! (2020年6月22日 23時) (レス) id: 9898a02757 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天国へ続く階段 | 作成日時:2020年6月16日 4時

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