▽黒尾の彼女、バカップル ページ2
.
.
.
.
「10分休憩ーー」
昼下がりの体育館。
今日も練習に励む、音駒高校男子バレー部。
体育館に響く主将の声に
部員たちは散らばって各自休憩を取る。
そんな中、スポーツドリンクとタオルを
抱えながら走り回るマネージャーの姿を見て
みんながつきまとう光景はなかなかないであろう。
猛虎「ひ、ひひひひひ緋瀬さぁぁぁあん‼
スポドリくださいぃい!」
貴方「……ん、」
猛虎「ハゥア‼冷たい‼」
研磨「A、タオル…」
貴方「研磨、お疲れ様!」
猛虎「俺にはほとんど言葉を発していなかった…しにたい。」
音駒高校男子バレー部のマネージャーである
緋瀬A。かなりの美人で
男子バレー部はもちろん、ほかの運動部員からにも好かれる。
夜久曰く、3年生の中では1番可愛いと噂されているらしい。
貴方「夜久、クロは?」
主将以外全員に配り終えたAは
ふとスポドリを飲んでいた夜久に尋ねた。
猛虎「さっき、水道のとこにいましたよ!」
貴方「あ、そう。」
夜久「……もうすぐで帰ってくると思うけど。」
貴方「そっか!ありがとう!」
猛虎「俺の存在…」
クロまだかなー、と主人の帰りを待つ子猫のように体育館の入り口で待っていた。
ほかの部員たちはそんなAの姿を見て
頬を緩ます。
彼女が着ているジャージは大きく、
肩からずり落ちてくるが
これがいいの、といつも笑う。
猛虎「A先輩マジ神」
夜久「黒尾のジャージ着ていっつも嬉しそう」
貴方「あ、クローーーっ!」
ぶんぶんと手を振り、嬉しそうに飛び跳ねる。
その先にAが大好きなバレー部主将のクロこと黒尾が居た。
黒尾「おーA」
貴方「ってクロ、びちゃびちゃ!」
黒尾「水被ってた」
貴方「馬鹿、タオルくらい持っていってよ」
黒尾「わすれてた。」
貴方「もーー。はい、タオル」
黒尾「Aが拭いて。」
貴方「え?」
黒尾「はい、拭いて」
貴方「もー、しょうがないなぁ。」
.
.
研磨「バカップル。」
夜久「恥ずかしい。」
犬岡「くっそー、クロさん羨ましいッス!」
77人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無瀬鳴(プロフ) - *純*さん» うひゃあ!ありがとうございます!!嬉しくて涙が…。グダグダですがどうぞよろしくお願いします! (2015年1月6日 22時) (レス) id: 20be26b199 (このIDを非表示/違反報告)
*純* - 続きが気になります!!便新頑張ってください(*'∀'*)ゝ (2015年1月5日 22時) (レス) id: b69807a966 (このIDを非表示/違反報告)
水無瀬鳴(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!ぜひこれからもよろしくお願いします! (2015年1月1日 21時) (レス) id: 20be26b199 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2014年10月24日 21時) (レス) id: 48db14f15b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ