検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:53,796 hit

31 Ki side ページ31

.






裕さんが優しくなれる気持ちが

ちょっとわかった気がするわ。








あれから酒も進んでほろよい気分の

Aちゃんといろいろ話した。








スタイリストは小さい頃からの夢で

今やっとチーフまでたどり着いたんだって。







30歳までには裕さんみたいに

自分の城を持ちたくって今は全力で

仕事に力注いでるんだって。








仕事の話とか将来の話してる間に

たまに傷ついた顔するのが

なーんか、


目が離せなかった。








...んだよ。


今話してんのは俺だろ?


Aちゃんは俺のファンなんだろ?









他の男の事考えてんなよ。









...ん?

なんだこれ







いやいや!ないない!

あんまり傷付いた顔してるから

気になっただけ!




...だよな??






Aちゃんが楽しそうに裕さんと

ゆうりちゃんと話してるから

横尾さんとこ行った。





宏「よこーさん、なんか悪ぃね?

付き合わさせちゃって。」


横「ん?あー平気だよ。

ミツの気になってる子も見れたし?」


ニヤッて笑うから

ちげぇよ!って突っ込んで



横「けどなんかミツに似てるね?Aちゃん」


宏「似てるかー??

いや、俺あんな猪突猛進じゃなくね?」



んふふ、とか笑いながら話してたら

横尾さんから爆弾。



横「いやー?仕事に対する考え方とかさ、

熱さとか似てるよ?

ミツの好きそうなタイプ」




...は?


いや、確かに仕事への熱気とか

想いとかすっげぇ共感できる所あるし

俺も頑張んなきゃなーって

思ったけどさ?





好き





とは違うんじゃねぇの?







んー?うーん?

なんて考えてたらそろそろお開きの時間。





横尾さんと裕さんとゆうりちゃんは

駅の方らしくって

Hideawayで別れた。







横尾さんが変なこと言うから、

なんかちょっと





気まずいじゃねぇかよ...








.

32→←30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , 横尾渉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夏蜜柑 | 作成日時:2016年10月28日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。