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ゆうり「とりあえずA落ち着いて?」



くすくす笑ってるゆうりに突っ込まれた。




裕「ほんまに、これ飲んで落ち着け」




裕ちゃんがいつもの梅酒だしてくれるから

ごくっと1口。



「美味しい...

はー、なんか力抜けた」



裕「とりあえずみんなも飲もか?」



裕ちゃんがみんなにそれぞれ

飲み物を入れて乾杯した。



裕「乾杯どないしよ?」


ゆうり「この出会いに?」


宏「なんか変じゃね?」


横「お疲れ様ーで良くない?」


裕「んー、ほな!俺の城に!

かんぱーい!」


一同「えーーー!」


裕「えーから飲めや!」




みんなで笑って乾杯した。









結構飲んだ。

ほんとに飲んだ。これ以上は危険だ。

前回の反省を生かしておさえる!



宏「...Aちゃん。」


「あっ、北山さん...」


宏「わりぃね、変なこと巻き込んで」


申し訳なさそうに笑う北山さんに

首をめいいっぱい横に振った。



「大丈夫です!どうせ裕ちゃんが

変な気使って考えたんですよ」


宏「おっさすが兄妹!よくわかってんねー?」


「妹分歴も長いですからね!」



へへへって笑って裕ちゃんを見た。



ゆうりと横尾さんとなんか盛り上がってるな(笑)




「...なんて、ほんとは分かってるんです。

前話しましたよね?振られたって。

わたしのお兄ちゃんは心配性だから

気使って会わせてくれたんだなーって」


宏「...ん」


「吹っ切れては、ないんですけどね。

けど、見ての通り元気なんですよ?」


ほら!なんていいながら

腕に力こぶ作って笑顔貼り付ける





宏「...おう。」




「今は仕事も順調だし、出来る所まで

打ち込んでやろーって思って。

裕ちゃんに負けてられないしね」


ねっ!て北山さん見たら何か

うーーんって考え込んでる



「??北山さん?」


宏「裕さんがAちゃんを心配してたのも

本当なんだろうけどさ?」


「ん?はい。」


宏「...俺が仲良くなりたかったの、

嘘じゃねえよ?」



んふふって笑いながらわたしのグラスに

かんぱーいって自分のグラスを当ててる

北山さん。





じっと目を見て、

嘘じゃねぇよ?

って言われて






ドキッとした。






「.....ありがとうございます」



何故だか、泣きそうになったのを


誤魔化すように乾杯してグラスをあけた。





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作者名:夏蜜柑 | 作成日時:2016年10月28日 13時

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