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『よ、喜んで……！』
勿論、応えはイエス。どんどん火照る身体と震える声で返事をした瞬間、「やったーーーー！」と叫んだ空先輩がガッツポーズをした。
空「携帯！貸して！」
返事をする間もなく慣れた手つきであたしの手から携帯を奪うと、そのまま手を取られてあたしの親指で指紋認証をクリアされた。その光景を見つめることしか出来ずに、ふと彼とは携帯に縁があるなとどうでもいいことを考えてしまう。
空「オッケー、電話番号も登録しといたから。いつでも出れるようにしといて」
手元に帰ってきた携帯に映し出されるのは「そら」と登録された欲しくて堪らなかった連絡先。「ありがとうございます」と言うことしか出来なかったあたしに反して、アバンティーズ 4人は、せーのと息を吸い込んで
「「「「どうもすいませんでした！！！」」」」
と、息を揃え頭を下げて、全速力で廊下へと消えていった。廊下の向こうから
「おい、俺らの負けかよ！」
「空にしては頑張ったじゃん！！」
「お前ら俺の本気を見たか！」
「こーゆー時だけな！お前がすごいの」
と本当に楽しそうに消えていった彼等を見つめて、あたしは力なくその場にへなへなと座りこんだ。駆け寄ってきたクラスメイトも、いつも一緒にいる優も瑠璃も綾も、当の本人のあたしも頭の中がフィーバーしている。こんな機会にはなってしまったが、絶好のチャンスが訪れたらしい。学校生活も捨てたもんじゃない。
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えむ(プロフ) - (名前)みさん» ありがとうございます！なるべく更新出来るように頑張ります(*'.'*)！ (2019年3月28日 15時) (
レス) id: 26f2f6b568 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)み(プロフ) - 次が気になります！次のお話まってますっ！！！ (2019年3月28日 9時) (レス) id: 4e7a5274ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ | 作成日時：2019年3月25日 20時
