でもたまには甘えなよ、って。４

▽ ページ42

ななもり。side


「部屋着いたよ、教えてくれる？」


莉「…うん」


莉犬くんはるぅとくんを膝枕したまま話し始めた。


莉「るぅとくんってお兄ちゃんがいたんだけど…お母さんもお父さんもるぅとくんよりもお兄ちゃんを愛してた……っていうか、るぅとくんのことを全く愛してなかったの。」


ジェ「……」


莉「だからるぅとくん、ご飯とか貰えてなくて…だけどテーブルは家族みんなで囲まないと怒られるから、みんなが食べてるとこを見てたらしいの。」


さ「……」


莉「でもたまにご飯もらえることもあって…だけどもらえるっていうか…口に突っ込まれてたっていうか…無理矢理だったんだよね……だから、人とご飯食べれなくなったんだと思う………」


こ「…そっ、か……」


莉「分かってたつもりだったんだけど……食べたくないだけだと思ってた…………」


「じゃあ、俺たちがるぅとくんを待ってて一緒に食べようとしてたのって……」


さ「そのせいで食べようとも思えんくなったんかもな…」


莉「…あと、一回だけるぅとくんが助けてって言ってくれたんだよ。確か一昨日…？食べても食べても吐いちゃうって。……多分、拒食症だと思う。」


みんなが暗い顔をして俯いた。


俺たちが、るぅとくんの拒食症に拍車をかけてたんだ…


る「……ん」


るぅとくんが目を開けて、食卓じゃないことにほっとしたのか少し笑った。


「…るぅとくん、ごめんね」


る「なぁくん？どうしたんですか？」


みんなもごめん、と頭を下げる。


るぅとくんはきょとんとしつつも、少しだけ不安げな顔をしていた。


る「……お腹空いた(´・∀・｀)」


えへ、と笑うるぅとくん。


「大丈夫、ゆっくり治していこうね」


それから少しずつ…最初はゼリーから始めて、食べれるようになったらフルーツ、野菜……と少しずつレパートリーを増やして、今ではメンバーとも食べれるようになってきた。


る「美味しいですっ(*´罒`*)」


るぅとくんは笑顔が一番だよ！


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めさめさ長くなった……

小狐さん、リクエストありがとうございました！

PTSDっていう単語を初めてきいたのでかなり拙い文章になってしまった……

またのリクエストお待ちしています！

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