でもたまには甘えなよ、って。４

▽ ページ36

さとみ side


な「セトリはどうしよっか？」


ジェ「いっちゃん最初の曲はアモーレとかのにぎやかなんにせぇへん？」


る「アンコールわからないからYouTubeのコメント見れるようにしたいですね」


なんてみんなで案を出し合ってるのにころんが全然案を出してくれない。


る「やっぱり公式ペアで歌いますよね、えっと…さとみくん達は遊獣浮男ボーイ…ころちゃんは立ち位置どこにします？……ころちゃん？」


こ「……」


起きないころんを揺さぶる。


こいつ熱い…？


る「ころちゃん、ここなんですけど……」


こ「…」ﾊﾟｸﾊﾟｸ


ころんは口をパクパクさせている。


「ころん、声……」


次の瞬間、ころんが俺のほうに倒れてきた。


慌てて支えると、熱が伝わってきた。


「…こいつ熱ある……」


な「さとみくん、ころちゃんベッドに連れてってくれる？俺冷えピタとか持ってくから。」


「りょーかい」


ころんを抱き抱えて寝室に向かう。


遠くでなーくんがみんなに部屋に戻るよう言っているのが聞こえた。


みんなに移ったら困るからな。


こ「はあ…っ、はぁっ、ｹﾞﾎｯ」


苦しそうな呼吸。


聞いてるこっちまで苦しくなりそう。


な「さとみくん、みんなには戻ってもらったよ。はい、冷えピタとスポーツドリンク。俺も部屋で作業してるからなんかいりそうなら言って」


「ん、わかった」

▽→←ころん【高熱】＊ちぴろんさんリク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す