でもたまには甘えなよ、って。４

ななもり。【ストレス】＊みふぁさんリク ページ3

ジェル side


「ラスト行くで〜！！」


ライブも終盤に近づき、最後の曲。


“大好きになればいいんじゃない？”


メンバーで歌ってる時に俺はなーくんとトロッコに乗った。


な「〜♪」


なーくんの動きがちょっとゆっくりしてる気がした。


「？……〜♪」


まぁ気のせいかな、なんて思って歌い続けて舞台袖にはけた。


そしたらなーくんがドサっと倒れこんだ。


アンコールも歌い終わった後だから疲れたのかもしれないけど…


「えぇ！？」


他のメンバーは下手(しもて)にはけたからいない。


俺はなーくんを俗に言うお姫様だっこして楽屋に戻った。


驚いてるスタッフさんに事情を伝えて楽屋に戻ると、他のメンバーはみんな戻って来ていて、俺となーくんを見て驚いたような顔をした。


る「どうしたんですか！？」


「分からへんけど、倒れてもうてん……」


なーくんをソファに寝かす。


熱はなさそうだし、呼吸も浅くない。


脈も正常。


さ「スタッフさんが先帰って良いって。俺らで片付けとくから、ジェルはなーくん病院連れてって。」


「ん、分かった！！！」

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