でもたまには甘えなよ、って。４

ジェル【高熱】＊ことまるさんリク ページ18

ことまるさんのリクエストです！

更新遅くなってすみません！

テストも終わったのでこれからまた更新頻度上げていきたいと思います！

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莉犬 side


「おっせーなぁ…」


今日はジェルと遊ぶ約束をしてるんだけど…


ジェルが来ない!!!


約束の時間から既に４０分が経過しようとしている。


LINEの既読もつかないし、電話にも出ない。


昼過ぎだし、さすがに起きてると思うんだけど…


赤髪で目立ってるからホント早くしてくれ。


……ま、ピンクとか水色よりかはマシか。


なんて考えつつ、また電話をかけた。


ジェ『……はい』


「ねー、まだ？何時だと思ってるの？」


ジェ『……ごめん、きょぉはむり…』


いつものジェルよりほわほわした喋り方。


羅列もちょっとぎこちない。


「なんで？」


多分体調崩してるんだと思う。


…けど、ジェル頼ってくれないんだよなぁ。


ジェ『…むり、しんどい…フワフワしてる…りいぬ…たすけて…』


「！！」


ジェルくんが助けてなんて言うこと、そうそうない。


「わかった、…今行くから寝てて」


ふんわりした声とSOSでこれはただごとじゃないと思い、急いでジェルの家に向かった。


俺たちはメンバー同士で鍵をシェアしてる。


しょっちゅう遅刻する奴もいるし、風邪ひいても助けを求めないやつもいるし。


「ジェル〜、入るよ〜」


途中で寄ったコンビニの袋を提げながら、ジェルの部屋に入る。


ジェ「んん…りいぬ、くん……？」


ベッドの中で真っ赤な顔をしているジェル。


目もとろんってしてる。


「寒い？」


ジェ「あつい…」


あついってことは、熱は上がり切ったんだろう。


「ほら、熱測って」


ジェ「ぅん……」


ピピッと軽快な音が鳴り、画面には38.2℃の文字。


冷えピタをおでこに貼る。


再び布団に入るのかと思いきや、


ジェ「吐きそう…」


と、トイレに向かおうとする。


けど、フラフラしているせいですぐにでもこけそう。


「あー…ゴミ箱！！」


とりあえずゴミ箱を渡した。

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