▽ ページ11
ジェル side
「るぅと!!」
崩れ落ちるるぅとの体を慌てて支える。
そしたら生暖かい液体が俺の腕に垂れた。
血だ。
とりあえず屋根から降りる。
実は今家には俺とるぅと以外いないのだ。
リビングに連れて行って腕の止血をする。
なかなか止まらない血に焦りながらもなんとか止血し終えた。
るぅとを寝かせているカーペットは赤く染まっていた。
どんどん足先や手先は冷えていくのに、それに反比例するかのように体は熱くなっていく。
る「んんっ、はぁ…っ」
少し荒い呼吸を繰り返するぅとの額に濡らしたタオルを置いて頭を撫でた。
手を退けようとすると、
る「やだ…っ、おてて、どけないで…」
なんて訴えてくるもんだから
「どけへんよ」
って返した。
る「じぇるくん」
「ん?」
る「ジェルくんは僕のこと、嫌いですか?」
突然そんなことを聞かれて えぇ? とすっとんきょうな声が出た。
「そんなわけないやん。なんでそんなこと聞くん?」
る「ジェルくん…達、みんな僕がやってないことやったって言うんだもん…グスッ、そのせいでアンチのネタにされるし……生きるのも、辛いです…」
そんな風に思ってるなんて知らなかったし、アンチのネタになってるのも初めて知った。
「そんなん嘘に決まってるやろ?」
る「…そうだとしても、やでした……っ」
「そっかぁ…ごめんなぁ……るぅとはそんなことせぇへんし、ええ子やで?」
またスースーと寝息をたてて眠り始めるるぅと。
「(そんなに辛い思いさせてたんや…)」
243人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ばななきゃらめるらて(プロフ) - Risaさん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました!またのリクエストお待ちしてます! (2020年3月9日 10時) (レス) id: 1493b549b9 (このIDを非表示/違反報告)
Risa(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました(´;ω;`)とっても良かったです!! (2020年3月9日 1時) (レス) id: 8d09b2566c (このIDを非表示/違反報告)
ばななきゃらめるらて(プロフ) - ゆーらさん» 続編で書きますね! (2020年3月8日 15時) (レス) id: 1493b549b9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーら - リクエスト失礼します。さとみくんの事故で大怪我がみたいです!看病はジェルくん多めの全員でお願いしたいです! (2020年3月8日 15時) (レス) id: 1c69d2047c (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - ばななきゃらめるらてさん» 症状の指定は特にはないです!作者様におまかせしますm(_ _"m) (2020年3月7日 15時) (レス) id: 0356985b20 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ばななきゃらめるらて x他1人 | 作成日時:2020年2月7日 18時