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爆豪くんの斜め後ろをすごすごと歩きながら食堂へ向かう。隣では切島くんが呑気に何食おっかなーと腹を鳴らしているが、それに反応出来ない程僕は焦っている。今日こそ爆破されかねない…！
買った食券と親子丼を交換して貰い、適当に空いてる席に座る。右隣には爆豪くんが、左隣には上鳴くんが座った。
｢…何で呼ばれたか分かってんよなァ｣
『…個性の事？』
｢……言い訳は聞いてやる｣
『自分でも良く分かんないんだよ、治癒じゃないって分かったのもUSJでの事があったからだし…』
｢USJでなんかあったんか？｣
すす、と少し上鳴くんの方に身を寄せながら呟く様に答えていると、正面に座っている切島くんが首を傾げた。可愛いな。
『死柄木…あの触れたものを崩壊させる個性持ってるやつ、に右手を触られたんだ。でも崩壊はしなかったから、何でだろうって思って…後で相澤先生とオールマイトに言ってみたら、まぁ何やかんやあって本当の個性は吸収と放出だって事が分かったの』
｢何やかんやって何だよ…｣
｢…ま、てめぇがどんな個性でも俺が完膚無きまでにぶちのめしてやんよ｣
『ひぇぇ…爆豪くんに敵うだなんて微塵も思ってないよぉ』
｢戦う前から諦めんのか！？それじゃ漢が廃るぜ河合！！｣
『廃ってもいいよ別に…！』
僕らのやり取りに笑い声を上げる瀬呂くんと上鳴くん。…あれ？僕普通に話せてる？
｢それよか体育祭だ！燃えてきたぜ！！｣
｢活躍し過ぎて上鳴くんかっこいい〜とか言われたりして！｣
｢ねェな｣
｢即答かよ！！｣
｢そいや河合、お前体育祭の競技も何やるか知ってんのか？｣
『あ…うん、分かる』
｢でもUSJん時はギリギリまで分かんなかったよな？何で今回は分かるんだ？｣
『多分、だけど…ヴィランが関係してる事は直前まで思い出せないんじゃないかな。前の戦闘訓練の時や体育祭はヴィランと関係してないから…』
｢んだそれ敵に個性でも掛けられたんか？｣
『それはないと思うんだけどなぁ…』
わ、わ、凄い。派閥組と、爆豪くんと普通に喋ってる。夢じゃなかろうか。そっと机の下で太ももを抓ってみたけど痛かったので、これが現実なんだとじわじわ実感が沸いてくる。こういう現実は大歓迎だ。
こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
