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『ん………はっ！？今何時！？』
チチチチ、と鳥の鳴き声がして目が覚めた。冴えない頭を振り無理矢理覚醒させる。慌てて時計を見ると、時計の針は午前8時半頃を指していた。
『あと30分しかない…！お、お風呂入らなきゃ！』
着替えないまま寝てしまったから制服はぐしゃぐしゃ。夕飯を食べてないからお腹はグーグー。風呂に入ってないから汗でベタベタ。最悪の状況だ。この中で一番優先すべきは勿論お風呂。といってもお湯を溜めてる時間はないのでシャワーだけだが。
急いで髪と体を洗い先程脱ぎ捨てた制服に身を包む。…帰って来てからアイロンかけよう。鞄に適当に筆箱やなんやを詰め込み、口には食べかけのチョコレートを詰め込んで塚内さんが来るのを待った。
待つこと数分。ピンポーン、とチャイムが鳴る。
『はーい！』
ガチャリと音を立ててドアを開けると、塚内さんが笑顔で佇んでいた。慌てて靴を履いて鍵を閉める。
｢おはよう、体調はどうだい？｣
『おはようございます、もうすっかり。』
｢そうか、それは良かった。じゃあ行こうか｣
人当たりの良い笑顔を浮かべ歩き出した塚内さんの後について歩き出す。…こんな時に気の利いた言葉一つ浮かばないのがコミュ障の困るところである。2人黙々と歩き、やがて一言の会話もないまま会議室に着いてしまった。
中に入ると校長、相澤先生、オールマイトが座っていて口々に声を掛けてくれる。苦笑いを浮かべながら一番手前の椅子に腰掛けると、本題に入ろうか、と塚内さんが口を開いた。
事情聴取の内容はやはり敵の事で、死柄木や脳無についてどれくらい知っているのかを聞かれた。死柄木と黒霧については色々と思い出せたが、脳無の詳細は結局最後まで思い出せず、何度も謝る僕を塚内さんは優しく宥めてくれた。
｢ご協力感謝するよ｣
『いえ…お役に立てなくてほんと申し訳ないです…』
｢そんな事ないさ、君のお陰で死柄木の事が随分と分かった｣
僕の頭にぽんと手を乗せると、仕事が残っているからと塚内さんは雄英高校を後にした。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
