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すると向こうから13号先生が担架に乗せられやって来た。
『あっ！先生！ごめんなさい、僕がちゃんと伝えられなかったせいで…』
｢君のせいではありません、僕のミスです。どうか気にしないで｣
『…ハイ……』
回復しようと担架の方へ足を進める。…あれ？何かフラフラする。何でだ。何故か石の様に重い足を無理矢理動かし13号先生の元へ。そして右手をかざして治癒を始めた。正直、13号先生の事は治せる自信がなかった。だって、後ろ半分が"ない"のだから。でも僕の心配とは裏腹に先生の体はちゃんと元に戻ってくれた。
ほっとしてまた緑谷くんの方へ行こうと足を動かした。…はずだった。1歩踏み出そうとした僕の足はまともに地に着かずバランスを崩し、体ごと地に伏せる。…あれ、おかしいな。体が言う事を聞いてくれない。
駆け寄ってくる緑谷くんの声がだんだんと遠くなり、僕はそのまま意識を手放した。
夢を見た。家族や友達が悲しそうな顔で僕を見つめている夢。何でそんな顔してるの？誰かに何かあったの？そう問いかけようとしても声は誰にも届かず喉の奥に落ちていく。手を伸ばそうとしても体はぴくりとも動かず、ふと意識が浮上する感覚がして、皆の姿は光の中に消えた。
｢河合くん…！｣
｢河合少年！気が付いたみたいだね｣
『んん…緑谷くん…オールマイト…？』
ぼやっとする視界をクリアにしようと目を擦る。どうやら僕はベッドの上にいるようで、隣に緑谷くんとオールマイト、それから確か…塚内さん、が立っていた。
｢はじめまして、私は警察官の塚内直正だ。よろしく、河合くん。｣
『はじめまして…よろしくお願いします。』
差し出された手をとって握手をする。塚内さんは神妙な面持ちのまま"君の事は彼から聞いているよ"とオールマイトに視線をやり話を切り出した。
｢今日は疲れているだろうから、明日君に色々聞きたいんだ。君自身の事や、今日あった事、どんな些細な事でもいいから出来るだけ情報が欲しい。｣
『…分かりました、お役に立てるかは分かりませんが、それでも良ければ。』
｢いや、助かるよ。それじゃあ明日9時頃に君の住んでいる寮に迎えに行くから、よろしく頼む。｣
『はい。』
邪魔したね、と一礼して去っていく塚内さん。その後ろ姿を見送った後、オールマイトが口を開いた。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
