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『先生、無闇にブラックホールを使わないで下さいね、そいつ先生の背後にワープゲート開くつもりですから！…それから、』
たったと駆けて麗日さんと瀬呂くんにこっそり耳打ちする。
『真ん中辺りに鎧みたいなのが浮いてるでしょ、あれがあいつの身体なんだ。だから、麗日さんが浮かせて瀬呂くんのテープで引っ張れば…！』
｢なるほどな…流石河合！｣
｢やってみるよ！｣
3人で頷き合い、黒霧に目を向けた。向こうもこっちをじっと見つめている。…ちょっと怪しまれたかな。でも、今の僕にはこんな事しか出来ないから。
｢飯田ァ走れって！！！！｣
砂糖くんの声にハッとして走り出す飯田くん。…ここは皆に任せて、僕は相澤先生のところに行かないと。死柄木と脳無の事を伝えなくてはいけない。大勢いた雑魚敵は粗方片付けてくれてあるので襲われる心配もまずないだろう。…と、思ったのだが。隠れていたのか逃げていたのか、数人のヴィランが相澤先生と死柄木の戦いを見つめていた。これじゃあ、先生の元に辿り着く前にやられてしまう。僕の個性は戦いには全く不向きだ。
視線を先生に向けると、脳無と戦い始めたところだった。どうしよう、間に合わない…！
｢河合くん！！！｣
『っ！？』
突然名前を呼ばれ反射的に振り向く。目の前には真っ黒な、モヤ。これは、黒、霧…？
｢1人逃げられてしまいました…間も無く応援を呼ばれてしまいます。…ところで貴方、何故私がしようとしていた事が分かったんです？詳しく聞かせて頂きたいですねぇ…｣
｢逃げろ河合！！！｣
『っ、あ、』
こっちに走って来ようとする皆の姿がモヤで遮られ見えなくなる。思わず伸ばした左手は黒い霧に飲み込まれた。やがてそれは僕の体全体を包み込み、皆の声もふっつりと闇に溶けたのだった。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
