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ちらりと後ろを振り向くと、爆豪くんは頬に手を当てながら何か呟いていた。走ってるので何を言っているかは分からなかったけど、とりあえず逃げられそうでほっと息を吐く。
少し折れてしまった評価シートを握り直し、オールマイトの待つ保健室に向かった。
爆豪くんから全力ダッシュで逃げた後、僕は何と道に迷っていた。いや僕が方向音痴なんじゃなくて雄英が広すぎるだけだから！
あちこち歩き回る事10分、やっと保健室の立て札が目に入る。
『失礼します…』
控えめにドアをノックし、そっと中に入った。そこには既に緑谷くんの姿はなく、小さくなったオールマイトとリカバリーガールだけが神妙な面持ちで佇んでいる。
｢な、なんだ河合少年か！焦ったぜ！｣
『あ、す、すみません…あの、コレ出しに来ました』
オールマイトの慌て様に深々と謝り、持っていた評価シートを差し出した。ざっと目を通しながらオールマイトが僕に聞く。
｢授業を見て君はどう思った？何か感じるものはあったかい？｣
『…僕の世界では考えられないなぁ、と。皆の目指している"ヒーロー"がいかに危険な職業なのか思い知らされました。…でも、皆凄くかっこよくて、輝いて見えましたよ。』
｢…そうか。｣
ぽふ、と僕の頭に手を乗せるオールマイト。いつもみたいに大きな手ではないが、酷く安心感があった。
『…じゃあ、僕はこれで。反省会をやるらしいので！』
失礼しました、と一礼し保健室を出る。反省会、もう始まってるかな。急がないと。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
