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｢始めようか有精卵共！！！戦闘訓練のお時間だ！！！｣
オールマイトの掛け声で始まった、対人戦闘訓練。あれよあれよと説明が終わりくじが引かれる。僕の心配は杞憂で、ペアもちゃんと教室で皆に告げた通りだった。上鳴くんたちが"すげぇ…"とこっちを向いたのでドヤ顔でピースを返す。
1回戦目はAチームVSDチーム、つまり緑谷くんと爆豪くんが対決する。
事の運びは漫画と全く同じで、爆豪くんが突っ走り緑谷くんが応戦し、麗日さんの彗星ホームランで決着が着いた。初めて見た戦いに、何度も目を瞑りたくなる。緑谷くんがボロボロになっていくのを見ていられなくて。
でも僕は参加しない代わりに評価シートというものを書かなきゃいけないので、涙を堪えながら最後まで見届けた。緑谷くん頑張ったね…！怪我超痛そう…！
そして2回戦、3回戦と順調に訓練は進んでいく。それぞれの個性を駆使して戦う皆の姿は、僕からしたらそれはもう眩しいものだった。一際輝いていたのはやっぱり轟くん、あの一瞬で建物全体を凍らせる能力を生で見られて思わずヘドバンしたくなった。しなかったけど。
…一つ、心配なのが爆豪くん。僕は一番後ろで試合を見ていたのだが、その僕より後ろにずっと突っ立っていた。凄く深刻な顔で。大丈夫なのは分かっているし、僕に何も出来ない事も分かってるけど、それでも胸が痛くなる。
そうこうしているうちに全員の対戦が終わり、その場で解散となった。着替える為に皆の後を着いて更衣室に戻る。
それからの皆は凄い盛り上がりようだった。
｢轟やっぱやべーな…｣
｢常闇のダークシャドウもずりぃよな！｣
互いを褒め合い、これから反省会しよーぜ！とまとまる。ただ緑谷くんの話題が出る度に、爆豪くんがぴくりと一瞬反応するので、突然キレ出さないか少し怖かった。行きは僕はちょっと遅れて入ったので気付かなかったが、実は爆豪くんの隣のロッカーを使っていたのだ。…然し爆豪くんは反応するだけで言葉は発さず、下を向いて黙々と着替えていた。
そんな爆豪くんを横目で見ながら、着替え終わった僕はそそくさと更衣室を出る。評価シートを仕上げてオールマイトに出しに行かなくてはならないのだ。
教室に寄り最後の仕上げをする。人によって書いた量は様々だが、まぁ良しとしよう。
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倉木 勝(プロフ) - 更新ありがとうございます…！これからも頑張って下さい！図々しくも連コメ失礼しました！ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - 更新されないんですか…？ (2017年12月3日 15時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白いです！！頑張ってください！ (2017年9月1日 13時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2017年8月22日 18時) (レス) id: bb3d364658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らう | 作成日時：2017年8月22日 15時
