分かれ!気づけ!3 ページ4
インターフォンが鳴ってモトキさんが戻って来て。
相変わらずの素敵な笑顔で部屋に入って来たんだけど、私達の顔を交互に見て、
んー??って顔のモトキさん。
なんだよ、変な顔しやがってって言ったダーマくんに、思いもよらない言葉が返ってきた。
「ダーマ。Aさん、押し倒した?」
「はぁ?!おまっ、何言ってっ!」
ニッコリ笑ったモトキさんが、
「Aさん、首元に跡があるよ。」
なんて言うから。
「えええ?!」
って思わず首元に手をやる。
「首にはキスしてねぇって!!」
「には、ね。」
沈黙。
モトキさんだけ、笑顔。
真っ赤なのは私達二人。
「俺、帰ろうか?」
「モトキ!!お前色々確信犯なの勘弁しろよな!!」
あはは〜だって、わかり易いから〜ってモトキさん言いながら、テレビの前に座って何食わぬ顔でゲームを始めた。
「ダーマ、やらんの?」
「や、やるに決まってんだろ!!」
ドカッとモトキさんの隣にすわり、楽しそうにゲームを始めたふたり。
はぁっ。
もー、ドキドキな私はどうしたらいいのよ。
身体に残った熱をどう始末したらいいのか。
「……はぁ。」
「Aさん?」
ひぃあ!!!
「モ、モトキさん?!」
飲み物を取りに来たモトキさんが、やっぱり素敵な笑顔で横に立ってて。
「いつでも帰るからね。」
そう言ってくれたら。
なんて……
「いっ、言いませんよ!!」
あははーごめんごめんって。
キッチンからリビングに戻る時、一旦立ち止まって振り向いたモトキさん。
「あんまり仲良くて妬けるから、ちょっと意地悪でした。ごめんね。」
って、あの吸い込ませそうな透明感のある笑み。
「その顔封印してやりてー!!」
その向こうでダーマくんが頭を抱えてる。
そして爆笑するモトキさん。
そんなやり取りが、何とも可笑しくて嬉しくて。
二人きりで過ごす時間も大切なんだけど、こうやってダーマくんの友達と一緒に過ごすのも、私にとっては大切なのよ。
「A!!お前まで笑ってんじゃねーよ!!」
「だって、ダーマくんも笑ってんじゃん!!」
やっぱ仲良いのな、お前らって。
ニヤニヤしてるモトキさんの、一人勝ちだって話。
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とっても嫉妬なダーマくん、を目指したんだけど……あれ?
どこで間違えた?www
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ASUTELU - HANAさん» いやぁ〜同士がいてとても嬉しいです!私も小説やってます!見てください!それに……そこまで言われちゃうと……照れるなぁ………/////(長文失礼しました) (2020年12月13日 8時) (レス) id: 8df943d213 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - ASUTELUさん» 返信遅くなってしまってごめんなさい(ToT)そしてコメントホントに嬉しいです、ありがとうございます!!ダーマくんお好きですか?!共感でしかありません!!頑張ります、ありがとうございました!!!! (2020年12月10日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - ましゅーるさん» わ!わわ!!?!気が付かなくてごめんなさい、今すごくびっくりしていますw一気読みありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しい!!なかなか更新出来てなくて申し訳ないです。もう少しお待たせすると思いますが、待っていただけると嬉しいです。 (2020年12月10日 0時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
ASUTELU - あの、私もダーマさんのこと超超超超超超大好きです!!小説読んでてキュンってしちゃいました!!頑張ってください!! (2020年11月29日 16時) (レス) id: 8df943d213 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅーる(プロフ) - この作品の一作目を見つけてから夢中になって一気読みしちゃいました…!笑 ものすごいきゅんきゅんしましたっっ!更新楽しみにまってますー! (2020年11月27日 19時) (レス) id: bc902e6ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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