ブルースノー (ページ24)

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気のせいか。ページ24

俺はあいつのお世話をしている気分で悪くないと思った。

気づいたら車のドアを開け乗せては閉めるまでやっていた。

普段なら絶対そんな事しないのにあの事件が起きてからはあいつに優しくなった俺。

はぁー、引きずりすぎだろ…。

そんな事を考えながらも運転席のドアに移動し座った。

そしてエンジンをかけ発進させると

行き先を聞かれた。

そう言えばあいつも何も言わずに車を動かせようとすると行き先場所聞いてきたっけ？

そう考えているともしかしたら少しだけ記憶が戻ってんのかもと期待を含まらせた。

するととんでもない事を言ってきた。

お化け屋敷、、？

いやいやこんな時間に行く奴いるか。そう思ったが昔も突拍子もない事言ってきたっけ？

過去の事を思い出すと記憶がなくても言う事はそのままなんだな笑

気づいたら声を出して笑っていた。

笑った瞬間、あいつの顔が少しだけ変わったような気がした。

もうこのまま思い出さなくても俺はいっかな…。