ブルースノー (ページ18)

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彼と過ごして数カ月ページ18

新しい記憶を作り始めて数カ月

彼とは幸せと思えてる。

だけどたまにまたあの人の記憶が思い出す。

誰なんだろと思い出そうとするがやはり分からなかった。

そんな事を考えていると

「A今日も可愛いね？」

「あっ、ありがと…。」

言われ慣れてないせいか少し照れていると昔の記憶がまた少しだけフラッシュバックした気がした。

「お前、ほんっと可愛いな笑」

「はぁ？馬鹿にしてんでしょ？」

「は？する訳ねーだろ。」

誰か分からないけど何故かたまにこんな会話が蘇ってくる。

何で今なんだろうと思いながらも、この際決着をつけようと考えある言葉を切り出す事に。

「ごめん…やっぱり別れたい…」

「急にどうしたの？」

「よく覚えてないんだけど大切な人が他にいた気がするんだよね、思い出せないけど…」

「いいよ、別に思い出さなくて。俺の事だけ考えてればいずれその人の事忘れるよ。」

「…それがたまに一人になると蘇ってくるの。顔もハッキリ覚えてないけど…でもその会話は凄く楽しそうだった。どうして思い出せないんだろう…」

「大丈夫、その人より俺がお前を楽しませてやる！」

「…うん、ありかと。」

そう言って結局別れ話は無しになった。

しかしこれを機に私はあの人との思い出がどんどん増えてしまった。