ブルースノー (ページ12)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:19,563 hit

自己紹介ページ12

翔太 side

俺は結局あいつの事を忘れられず時間があれば会いに行っていた。

眠っている顔を見て俺は無意識に頭を撫でていた。

「普段もこんな風に優しくしていたら。」

なんて後悔する事が多くなった。

俺は彼女が目を覚めるまで手を握って待っていた。

暫くすると目が覚める彼女。

俺はいつも通り花を花瓶に移すとあいつから声をかけてきた。

どうやら名前を知りたいらしい、

俺はこれが最後の自己紹介になる事を願ってあいつの顔を見るなり色んな思い出を思い出しながら名前を言った。

しかし彼女はピンと来てないみたいだった。

完全に忘れられてる事に気づき俺の心の中は泣いていた。

「あのさ…俺の話聞いてくれないか？」

そう言って彼女の近くに行き真剣な顔をしてこう言った。

「実は俺とお前付き合ってるんだ、覚えてないとは思うけど、そんな中こんな事を言うのは最低で卑怯だって分かってるけど、

別れよ。」

そう言って別れを切り出してしまった。

先生から側にいろと言われていたのにも関わらずその約束を破ってしまった。」

これから俺達どうなるんだ…。