09:関わらないで ページ9
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「ちょっ……!」
奪われてしまった携帯。無理矢理切られてしまった通話。
今もう、大貴くんを感じられるものはひとつもなくて、ただ冷たく鋭い涼介くんの目だけが私を見つめる。
「涼介くんにはっ………、彼女がいるじゃん」
精一杯の言葉だった。だってそうでしょ?
許されないよ、こんなの。
どんなに温厚な人だって、許さない。
涼介「……だから?」
「っ………、だめだよ。こんなの」
涼介「彼女がいなかったらいいの?」
違う、そうじゃない。
私が言いたいのはそんなんじゃないの。
涼介「じゃあさ、……俺が別れたら、Aちゃんは俺のもんになる?」
今私の目の前にいるのは、涼介くんじゃない。
優しくて、暖かくて、同い歳なのにお兄ちゃんらしい涼介くんなんて、ひとつもない。
涼介「こうでもしねーとさ……Aちゃんは俺の事見てくんないでしょ」
「……何されたって、涼介くんのことは見ないよ。」
もう、お願いだから。私にかかわらないで。
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圭人LOVE - はじめまして!ずっと更新待ってました!どうなるのかワクワクします!ゆっくりでもいいので頑張ってください! (2019年6月27日 18時) (レス) id: 366b2b5161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずは◎ | 作成日時:2019年4月23日 23時