【2434】楽 園 。【EDEN】

#１４. ページ15

ﾚｲ 「 えっとじゃあ…帰る方法を探しながら此処でいろいろと手伝ってもらう、ってのはどうだ？ 」

ﾛｰ 「 パタ姐いいね、採用。 」

ﾚｲ 「 君は一体何目線なんだ……？ 」

ｵﾘ 「 そうですねぇ、親御さんも心配してると思いますし、早く帰れると良いんですけど…… 」



こうやって考えてくれるの暖かいなぁ…

私も何か案を考えなきゃ……


すると不意に肩に手が置かれた。



ｱｸ 「 肩の力抜いて？リラックスしていいんだよ。 」



何この子優しい全然悪シアじゃないじゃん……！！

言い方がちょっとあれだけども。



　『 あ、りがとうございます…！ 』

ｱｸ 「 あー…あと敬語禁止ね？なんか距離ある感じで苦手なんだ。 」



ね？ と笑いかけてくる。



　『 ………うん、わかった…！ 』

ｱｸ 「 へへ、やった♪気軽にアクシアって呼んでね〜！ 」

ﾛｰ 「 え、何そこ、急に仲良くなってない？？ 」

ﾚｲ 「 アクシアくんだけずるいぞ！私も〜！！ 」



皆が此方に集まってきた。



ｵﾘ 「 私たちにも気を使わなくて大丈夫ですよ。 」



皆優しいな、人の良さが出てる。知ってたけど。



　『 ありがとう…！私、なんでもするので……！！ 』

ﾚｵ 「 ん……今、『 なんでも 』と言いましたか？ 」



まっずい。

この人、マッドサイエンティストだった。



ﾚｵ 「 それなら是非、私の被験体に……！ 」

　『 いやぁ……っ、それはちょっと…！！ 』

ﾚｵ 「 大丈夫ですよ〜、悪くはしませんからぁ〜！ 」

ｵﾘ 「 台詞がほんと悪役のそれ。 」

ﾚｲ 「 あんまりAのことい じ めるなよ〜？ 」



こうして私のエデンでの生活が始まったってこと、っと。

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