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【02】 ページ3

そんなことがあってなぜ水溜りハウスにいるのかというと、彼女ら3人はuuumに入った。しかしそこではまだ新人ということになる。
潤と翔はまだパソコンを使えるから良いものの、二人とも発想力には欠ける。
Aはパソコンが全く出来ず、トークもさして上手くない。
それを見た社長が他の新人YouTuberも含めてプロのYouTuberの元で修行を積みなさいとのことだった。

そして時は現在に戻る

「...チス。翔っす...。得意なことは料理...あと健康オタクってよく言われます....よろしくお願いします..」
翔はあからさまに不機嫌にいう。
「す、すいません...!この子極度の人見知りで...!!!」
威嚇心丸出しの翔の対応に慌ててAがフォローを入れる。
水溜りボンドのふたりは苦笑いを浮かべていた。

「はじめまして。潤です。得意なことはものづくり。趣味でDIYをやってます。よろしくお願いします」
翔のカバーをするように潤は礼儀正しく礼をした。
3人の自己紹介が終わり、水溜りボンドの二人から活動内容を聞いたあと自室を紹介された。
「ここの部屋は男子部屋ね。男子の二人は綺麗に使ってね。その隣はAちゃんのお部屋。男ばっかりで息苦しいと思ったから1番窓が大きい部屋を用意したよ」
ドヤ顔で3人を見るカンタさん。
「なんでお前誇らしげなんだよ」
すかさずツッコミをいれるトミーさん。

Aはこの二人の自然な掛け合いが好きだった。
無理して作っていないような
それでいて居心地のよいような。

「....と、そうだ。アレルギーとか喘息とか持病とかある?」
部屋を戻ろうとしたトミーさんが振り返って3人を見る。
「....いえ、特にありません。大丈夫ですよ」
Aは自然な笑顔のまま答えた。
翔は納得してないようだった。困惑したような表情でAを見ていた。
潤は全てAの思うがままにさせようと思っているのか、Aに続いて「お気遣いありがとうございます」と微笑む。
「了解。またなんかあったらすぐに言ってね」
カンタさんはそういうと階段を降りていく。
きっとリビングに戻るんだろう そう思った。

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作者名:@星奈 | 作成日時:2018年1月20日 11時

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