声をきかせて (ページ35)

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G "あぁぁぁー。いぃぃぃぃーー！んんーー！"

モヤモヤする。

いや

イライラする？

いや。

自分でもわからない。

G "あぁぁーもう。なんなんだよッ！！！"

YB "いや。ジヨンがなんなのさ。"

G "あ？なんでもない。"

S "どうせスヨンちゃんでしょ？"

D "ほんとわかりやすい。"

俺が思い悩んでる時

最近ではもうメンバーにはその悩みの種がなんなのかなんてバレバレで

こんな風に面白がって聞いてくる。

唯一たっぴょんだけが我関せず。

YB "で。どしたの？"

G "はぁぁぁー。。。あのさー。実は・・・"

この間のバーでの彼女の様子を伝えた。

それを聞いたスンリが笑いを堪えてるのがわかり苦し紛れに脇腹にカウンターパンチ。

悶えるスンリを尻目に話を進めていると不意に声を上げたのはたっぴょん。

T "なぁ。それってもしかして、背が結構高めの細身で少し長髪のイケメン？"

G "んー。イケメンかどうかはわかんないけど、そんな感じ。いかにも仕事できます系のスーツ着ててさ。拍手なんてしてやんの。あのバーで。"

T "あー。それ。多分ジュンスさんだな。スヨンの先輩で憧れの人だよ。気をつけろよ。ジヨン。モタモタしてるとジュンスさんに取られるぞㅋㅋㅋ"

G "うるさいなぁ。"

そんなこと言いつつ飛び出した事務所

本当は焦ってた。

あんな可愛い女の子のような(あなたら)を見るのが始めてで

そんな表情もできるんだって初めて知ったと同時に

その顔を俺じゃなく別の男の人に向けていることに

子供染みた嫉妬なんて抱いて

そして嫌でも見つけてしまった。

いつもよりもオシャレしてヒールを鳴らしながら歩くスヨンを

彼女を目に捉えた時

勝手に彼女に向いて歩いてて

彼女の細い腕を掴んでて

目の前には少しびっくりしたような彼女の瞳があった。

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